オムロンヘルスケアは4月28日、「テレワークとなった働き世代へ緊急アンケート」の結果を発表した。調査は4月22日~24日、新型コロナウイルス対策によりテレワークをしている20代~50代の男女1,000名(男性507名、女性517名)を対象に、インターネットで行われた。
調査によると、テレワークを開始後、およそ3割の人が「身体に不調を感じている」とのこと。そこで、どのような不調を感じているのかを聞いたところ、女性は「肩こり」(75.0%)が最も多く、次いで「精神的なストレス」(62.0%)、「姿勢が悪くなる」(59.2%)、「腰痛」(57.6%)、「目の疲れ」(51.6%)と続いた。
一方、男性の不調の1位は、「精神的なストレス」で60.5%。次いで「肩こり」(58.1%)、「腰痛」(50.4%)、「目の疲れ」(48.8%)、「姿勢が悪くなる」(43.4%)という結果に。
また、どのような体勢で仕事をしているのかを尋ねると、7割近くの人が「机、椅子を使用している」(67.6%)と回答したが、残りの3割は、「机を使用し床に座っている」(23.5%)あるいは「机は使用せず床に座っている」(5%)など、床で作業していることがわかった。
次に、不調の度合いを調べた結果、「軽度」(64.3%)という人が圧倒的多数ではあるものの、4人に1人(25.0%)が「重度」であり、「重度のため通院した」という人も1.5%いることが判明。そこで、身体の不調に対して何かしらの対策を取り入れているか聞いたところ、全体の60%の人が「対策をしている」と回答した。
性年代別にみると、対策を取り入れている人の割合が最も高いのは、30代女性で80.9%。反対に、最も低かったのは40代男性で、全体平均の60%を大きく下回る37.8%だった。
最後に、今後取り組みたいと考えている不調対策を聞くと、1位「散歩(屋内・屋外)」(45.6%)、2位「ストレッチ・エクササイズ(オンラインは除く)」(39.2%)、3位「姿勢に気を付ける」(30.8%)となった。