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【この記事のエキスパート】
合同会社HITOOMOI代表 フードコーディネーター:細野(倉田) 沙也加
フードコーディネーターと管理栄養士が立ち上げた料理研究家による会社、合同会社HITOOMOIのフードコーディネーターです。 大切な人のために手作りの料理を振る舞うシーンを作ることで、 生きててよかったと思える社会の実現を目指しています。
主にレシピの開発、記事執筆、栄養計算、商品開発、食・健康に関するコンサルティングを行っています。SNSで手作り料理を発信中。
魚の骨を取るのに大活躍の骨抜き。おもにピンセットタイプとプライヤータイプの2種類があります。フードコーディネーターの倉田沙也加さんと編集部が選んだ、おすすめの骨抜きを厳選! 小さいお子さんやお年寄りがいる家庭では、必須のアイテムと言っても過言ではありません。
骨がついたままの魚は食べづらい、そんなときは骨抜きを使ってみましょう!
骨抜きには2種類ある
魚の骨を取るのに大活躍の骨抜き。おもにピンセットタイプとプライヤータイプの2種類があります。タイプによって使いやすさや価格、お手入れの方法が変わってくるので自分にあったタイプを選びましょう。
ピンセットタイプ|お手入れがしやすい
ピンセットタイプはシンプルな作りなので、誰でもかんたんに使うことが可能です。そして、丸洗いしやすく清潔な状態を保てるのがよいところ。比較的安価で購入できる点も特徴です。
また、地域によって形が異なります。関東ではサンマやイワシなどの身のやわらかい魚、関西ではサバやタイなどの身の締まった魚が古くからよく食べられていました。魚の身のかたさに合わせて骨が抜きやすいように作られているので地域によって骨抜きの形は異なるのです。
プライヤータイプ|掴みやすい
プライヤータイプはペンチのような見た目の骨抜きです。手のひら全体で持ち手を覆うように持つので、骨をつかむときの力加減がしやすいのが特徴。
最初は使いづらいかもしれませんが、慣れれば少しの力でも素早くきれいに骨抜きができます。仕事などでたくさんの魚をさばく方におすすめのタイプです。
フードコーディネーターからのアドバイス
【エキスパートのコメント】
骨抜きは大きく分けて形状が2種類あります。ピンセットタイプと、プライヤーと呼ばれるペンチのようなタイプです。
まずは好みのタイプを選び、そこから刃の形状などの観点から使いやすさを検討するといいです。使用する魚の大きさや種類によって向いているタイプが異なるので、確認するようにしましょう。
刃先の形状や幅に注目!
ピンセットタイプの選び方
ピンセットタイプはプライヤータイプと比べてたくさんの種類があります。ここでは、形状や刃先の種類・つかむ面の幅・噛み合わせがしっかりしているかなど、ピンセットタイプの骨抜きを選ぶときのポイントを紹介します。
【1】型・刃先で選ぶ
ピンセットタイプは、「関東型」「関西型」「柳刃」の3種類に分けられます。それぞれ特徴を紹介します!
関東型|先端近くが曲がっている
関東では昔、アジやイワシなどの身のやわらかい魚がよく食べられていました。骨を抜くとき、やわらかい魚に使用しても身が崩れないよう先端の形を丸くしているのが特徴。価格もリーズナブルで販売数も多いので、手に入れやすいでしょう。
関西型|持ち手近くが曲がっている
関西型は身の締まったタイやサバの骨が抜きやすいよう、持ち手近くが曲がっています。くの字に曲がった形状が持ちやすく、骨をしっかりとはさむことができるのが特徴。身がかたい魚は骨に身がしっかりとついていて、途中で骨が折れてしまいがちです。それを防ぐためにはしっかりと骨をつかむことが必要。
また、関西型は身のかたい魚でも奥のほうまで先端を入れやすい形になっています。骨をはさみ損ねることが少ないので初心者にもおすすめですよ。
柳刃|はさむ部分がななめになっている
柳刃は、はさむ部分がななめになっていて、いろいろな工夫した使い方ができます。魚に垂直に刃をあててきれいに骨を抜いたり、身に埋まって見えない骨を探ることも可能。
先端だけで骨を探すことができるので、魚を必要以上に触ることなく身がボロボロになることを防ぎます。こまかい骨もつかみやすく、魚の身のかたさに関わらずかんたんに骨を抜くことができますよ。
【2】はさむ面の幅で選ぶ
骨抜きははさむ面の幅によって使い心地に差が出ます。はさむ面が狭いとピンポイントで骨を見つける必要があり、力が一点に集中します。しっかりと骨をはさむことはできますが、反対に力が入りすぎて抜く前に折れてしまう可能性があるので注意が必要。
はさむ面はできるだけ広いほうが骨をはさみやすく、力が分散されてきれいに抜くことができます。骨が途中で折れる可能性も低くなるので身がボロボロになる心配もありません。
【3】噛み合わせがしっかりしているか確認
ピンセットタイプの骨抜きを選ぶときは、噛み合わせの良し悪しも確認するようにしてください。骨が多めなどの理由で身と骨がしっかりとくっついている魚は、骨の根本を指でおさえつつ、骨の抜きやすい方向を探りながら抜くことになります。その際、噛み合わせが悪いものを使用していると骨をつかんでも滑りやすく、抜きにくくなってしまうのです。
可能であれば刃先を一度閉じてみて、先端に隙間やズレがないかを観察し、できる限りゆがみのないものを選びましょう。良質な品の特徴は、閉じた刃先を内側から覗いても光が漏れていないことです。
【4】軽い力でも使える「バネ」で選ぶ
たくさんの骨を抜く場合には、バネの強さにも注目しましょう。仕事などで大量に骨抜きをしなければならなかったり、小骨の多い魚の下処理をするときはできるだけ手の負担の少なくしたいですよね。
バネが弱すぎると骨を抜くときに力が必要になってしまいます。逆にバネが強すぎると骨が抜きづらいので、適度な強さのバネを選ぶことが重要です。持ち手から刃先までの幅が同じになっているものは、かためな可能性もあるのでよく確認しましょう。
プライヤータイプの選び方
プライヤータイプはピンセットタイプと比べて種類も多くありません。プライヤータイプの骨抜きを選ぶ場合は、分解して手入れができるかどうか、グリップの素材や握りやすさはどうかを確認してから購入するようにしましょう。
【1】分解して手入れができるか確認
プライヤータイプの骨抜きは、接合部が多くこまかいところまで洗いにくい形状になっています。きれいに汚れを落とすことが難しいのがデメリット。
しかし、分解可能な骨抜きを選ぶことで隅々まできれいに洗浄できるので、プライヤータイプを選ぶときは分解可能かどうか確認しておきましょう。また、分解した骨抜きを再度組み立てるときはきちんと乾かしてからにしましょう。そうすることで接合部のサビを防ぐことができます。
【2】刃先の細さで選ぶ
プライヤータイプの刃先は、抜きたい骨のサイズによって選びましょう。骨のサイズにあった骨抜きを選ぶことで、無駄な力を加えることなくスムーズに骨抜きができますよ。
こまかい骨などを取り除く|細いもの
大きな骨などを取り除く|太いもの
大きな骨を取り除くなら、刃先が太いものがおすすめ。刃先が太い分しっかりと骨をキャッチすることができて軽い力で抜くことができます。刃先が細いと太い骨をつかむために力が必要になるので、太い骨を取り除きたいときは刃先の太い骨抜きを選びましょう。
【3】グリップの素材・握りやすさで選ぶ
プライヤータイプの骨抜きはペンチのようにグリップを握って骨をつかむので、グリップの素材や握りやすさが重要になってきます。グリップ部分が滑りにくい素材でできていると骨をつかみやすいのでおすすめ。
また、全体のサイズが小さすぎると手への収まりが悪く使いづらいので、自分の握りやすい商品を選びましょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)