日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)は4月21日、2019年度小学生の「将来なりたい職業」ランキングを発表した。同ランキングは、第13回「小学生『夢をかなえる』作文コンクール」(以下、作文コンクール)の応募作品3,093点の中に描かれた「将来なりたい職業」を集計したもの。

男子1位「サッカー選手・監督」、女子1位「看護師」

  • 小学生の「将来なりたい職業」ランキングトップ10。出典:日本FP協会 小学生「将来なりたい職業」ランキングより

今回の応募作品の中に描かれた「将来なりたい職業」は、男子201種類、女子232種類。男子の1位は「サッカー選手・監督など」(153人)で、2年ぶりに首位に返り咲いた。2位は「野球選手・監督など」(113人)、3位は「医師」・「会社員・事務員」(各78人)で、「会社員・事務員」を除く3種は2013年度からトップ3を競い合っている。

以下、5位「ゲーム制作関連」」(73人)、6位「大工」(45人)、7位「建築士」(43人)、8位「警察官・警察関連」(39人)、9位「料理人・シェフなど」(33人)、10位「科学者・研究者」(32人)と続き、前年度はトップ10圏外だった「大工」(前年度18位)、「警察官・警察関連」(同11位)、「料理人・シェフなど」(同14位)が順位を上げた。

女子は「看護師」(120人)が2年ぶりの首位を獲得。2位は「獣医」(95人)で、集計開始以来、初の2位となった。次いで3位「保育士」(85人)、4位「医師」(79人)、5位「美容師」(70人)、6位「パティシエール」(69人)、7位「薬剤師」(68人)、8位「教師」(60人)、9位「作家・小説家」(39人)、10位「ファッションデザイナー」(37人)と続いた。

女子は医療関連の職業がトップ5のうち3つを占めたほか、「作家・小説家」が前年度の17位から大きく順位を上げた。