キッズラインは4月20日、4月7日に緊急事態宣言が発令された時点での対象地域であった7都府県(東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡)に居住する会員を対象とした「緊急事態宣言に伴う保育園や幼稚園の休園等」に関する調査の結果を発表した。調査期間は2020年4月13~15日、調査対象は20~50代のキッズライン会員で、有効回答は2,529人。
休園・登園自粛要請をしている保育園・幼稚園が95.3%
緊急事態宣言を受けて保育園や幼稚園の対応はどうなったか聞くと、「登園自粛を要請」が64.6%、「休園」が30.7%となり、計95.3%の保育園や幼稚園がなんらかの対処を行っていることがわかった。
保護者側の保育園・幼稚園の利用状況を調べると、「登園できない・自粛している」が73.9%を占めたほか、登園していても「回数を減らしている」が14.9%となった。
突然の休園や登園自粛要請については、過半数の64.3%が「困る(とても含む)」と回答。一方、「どちらともいえない」は24.9%、「困らない(全く含む)」は10.7%となった。
今回の休園、登園自粛で実際に困っていることを尋ねると、「子どもを見ながら仕事をするのが難しい」が59.4%でトップ。以下、「家事や育児の負担が増える」が56%、「友達とも会えなくなるので子どものストレスが心配」が46.4%、「食事の準備や栄養面が心配」が42.7%と続いた。
休園や登園自粛要請を受けた家庭での対応としては、最も多かったのは「在宅ワークをしながら自分で子どもを見ている」の51.3%で、次に多かったのは「有給休暇を取得」の15.9%。回答者からは、「在宅勤務でも出勤しているのと同等の仕事量なのに、子どもも見ていないといけないのは難しいと痛感しました」といった声が寄せられた。