京王電鉄は4月13日から、身体障がい者手帳や療育手帳の代わりにスマートフォン向け障がい者手帳アプリ「ミライロID」を提示することで、障がい者とその介護者向けの割引を適用する取組みを開始した。

  • 障がい者手帳アプリ「ミライロID」画面イメージ

「ミライロID」は、各自治体が発行する各種障がい者手帳の情報をスマートフォンに登録して活用できるアプリ。京王電鉄では今後、「ミライロID」を係員に提示することにより、京王線・井の頭線内の回数乗車券または定期乗車券の購入時に障がい者とその介護者向けの割引制度が適用になる。

定期乗車券は、身体障がい者手帳の交付を受けている第一種・第二種身体障がい者本人とその介護者、または療育手帳(愛の手帳、みどりの手帳など)の交付を受けている第一種・第二種知的障がい者本人とその介護者が割引の対象に。いずれも第二種の場合は、障がい者本人が12歳未満の場合に限る。回数乗車券は、身体障がい者手帳の交付を受けている第一種身体障がい者本人とその介護者、療育手帳の交付を受けている第一種知的障がい者本人とその介護者が割引の対象となる。

いずれも対象区間は京王線・井の頭線内の駅のみ。他社線を含む連絡乗車券の発売時には適用されない。また、普通乗車券には適用できないとのこと。