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【この記事のエキスパート】
芸術大学教員/DIYアドバイザー:野口 僚

芸術大学教員/DIYアドバイザー:野口 僚

徳島県の家具メーカーにて木製家具の製造に携わり、機械加工、仕上げ、組み立て、塗装など木工全般と家具製造ノウハウを培いました。

その後東京では業界新業態の体験型DIYショップで店長として勤務。店頭ではお客様の相談に乗りつつ、一人一人にぴったりのDIY用品を提案してきました。

同時にDIYレッスンの企画と講師を行い、日本のDIY文化発展のために努めてきました。

現在は大学のデザイン学部の助手として大学内工房に在中し、
学生に対しデザインやモノづくりの手法などを主に教えています。


シリコンを使ったDIYやハンドメイドで使われる「シリコン接着剤」。一般の接着剤では接着できない素材にも対応でき、耐熱性・絶縁性・防水性に優れています。本記事では、DIYアドバイザーの野口 僚さんと編集部が選んだおすすめの商品を紹介します。

耐熱性・絶縁性にすぐれ、水に強いのが特徴
シリコン接着剤とは?

シリコン接着剤は、通常の接着剤では接着できないシリコンにも使える接着剤です。耐熱性・絶縁性にすぐれていて、水にも強いのが特徴です。

また、弾力を保ったまま乾くので、衝撃を吸収したり逃がしたりすることができ、接着面が頑丈に保たれます。バスルームなどの水まわりからハンドメイドまで、用途に合わせた幅広い使い方ができます。

DIYアドバイザーに取材
シリコン接着剤の選び方

出典:Amazon

あまり多くの商品情報が得られないシリコン接着剤の選び方のポイントは下記の4つ。

【1】手軽に使うなら「付加型」より「湿気硬化型」を
【2】目的に合わせて選ぼう
【3】耐熱性は必ずチェック
【4】硬化時間をチェック

上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきますので、安全性・使いやすさなどからあなたのニーズに合う1本を選びましょう。

【1】手軽に使うなら「付加型」より「湿気硬化型」を

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ひと口に「シリコン接着剤」といっても、じつは2種類あります。「付加型」はおもにプロが使うシリコン接着剤。使うにはヒートガンなどの道具が必要で、テクニックを要します。

一般家庭で使用するなら「湿気硬化型」を選びましょう。文字どおり、湿気によりかたまるタイプです。家庭で手軽に使えるよう工夫されているものも多いので、はじめての人でも使いやすいでしょう。

湿気の多い場所では中身がかたまってしまうことがあるので、保管には注意が必要です。

【2】目的に合わせて選ぼう

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シリコン接着剤を選ぶうえで、「なにを接着したいのか」を明確にしましょう。それぞれのシリコン接着剤で得意な素材・苦手な素材があったり、耐熱温度に違いがあったりします。用途に合った機能をそなえたシリコン接着剤を選んでください。

床材や壁紙のDIYなら「F★★★★」

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シリコン接着剤のパッケージを見ると、「F★★★★」と表記されているものがあります。「エフ・フォースター」と読み、ホルムアルデヒド等級の最上位規格を示すマークです。ホルムアルデヒドはシックハウス症候群などを引き起こすといわれる化学物質。

「F★★★★」はホルムアルデヒドの拡散量を最上位クラスまで少なくした商品であることの証明です。床用や壁紙用など、広範囲に接着剤を塗布する場合は、「F★★★★」を選ぶようにしましょう。

パソコンなど精密機器に使うなら電気絶縁性・放熱性・耐熱性が高いもの

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シリコン接着剤はパソコンや精密機器の修理にも適しています。精密機器にシリコン接着剤を使いたいときは、電気絶縁性はもちろん、放熱性が高いシリコン接着剤を選ぶことが重要です。加えて速乾性があれば、作業がはかどります。

パソコンに使用する場合は、電気絶縁性・放熱性・速乾性に加えて耐熱性が高いものを選びましょう。耐熱温度の上限が高いものだとより安心して使えます。

ハンドメイドに使うなら透明度をチェック

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アクセサリー作りやデコレーションなどのハンドメイドでも、シリコン接着剤が活躍します。仕上がりの美しさが勝負のハンドメイドには、乾いたときの透明度が高いシリコン接着剤を選ぶとうまくいきます。

はがせるタイプなら仮づけに便利

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シリコン接着剤のなかには「はがせるタイプ」があります。これは接着位置を確認するための「仮づけ」や、フィギュアなどを一時的に固定して飾りたいときに便利。

キレイにはがせるので、はがし跡の心配もいりません。

【3】耐熱性は必ずチェック

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どんな用途に使うにしても、耐熱性があなたのニーズを満たしているかを必ずチェックしましょう。暑い夏の直射日光が当たる場所などは、思った以上に気温が上がることもあります。

パソコンや精密機器に使う以外でも、耐熱性のチェックは欠かせません。

【4】硬化時間をチェック

シリコン接着剤を選ぶうえで、意外と見落としがちなのが硬化時間。「速乾を選べば間違いないのでは?」と誤解されがちですが、じつはそうではありません。作業によっては速乾が向く場合と、ゆっくり乾くほうが都合がよい場合があります。

たとえば、広い範囲に接着剤を塗布する場合は、速乾を選んでしまうと接着剤を塗布し終わる前に接着剤が乾いてしまいます。あなたがやろうとしている作業に合った硬化時間のシリコン接着剤を選ぶことが、快適に作業を進めるポイントです。

DIYアドバイザーよりアドバイス
接着したいものと接着方法が合っているか確認しましょう

【エキスパートのコメント】

耐候性が高くいろいろな環境で活躍し、多用途に使うことができる便利なシリコン系接着剤。一方で設置面が小さかったり、使い方を誤ると接着力が著しく低下しやすいです。

自分の接着したいものと接着方法が適しているか、確認しながら選ぶことで失敗を防げます。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)