お金の情報サイト「まねーぶ」(GV運営)は4月14日、全国の在宅勤務者(リモートワーカー)を対象とした働き方に関する調査の結果を発表した。監修はビズヒッツ代表取締役の伊藤陽介氏。調査期間は2020年4月1~8日、有効回答は400人。
83.6%が「リモートワークに満足」
オフィスワークとリモートワーク、仕事効率が良いのはどちらか尋ねると、64.2%が「リモートワーク」と回答し、「オフィスワーク」は35.8%にとどまった。伊藤氏は、「SNS、ビジネスチャット、ビデオ会議など、ICT(情報通信技術)を活かすことで、自宅や喫茶店でもオフィスと変わらない作業環境を作れていることが、上記の結果につながっている」と推察している。
リモートワークの働き方に対する満足度については、83.6%が「満足」と回答。その理由としては、「通勤時間がなく無駄な時間が削減できる」(383人)が最も多く、次いで「自宅で業務に集中できる」(252人)、「健康管理(風邪などの感染症予防)ができる」(248人)と続いた。
正確な労働時間の報告(勤怠管理)をしているか調べたところ、「時間外労働(残業)を含め、正確な労働時間の報告をしている」が6割近い58.2%を占めた。一方、「労働時間の報告はしていない」は22.4%、「時間外労働(残業)の報告はせず、所定の労働時間の報告をしている」は19.4%と、4割超が労働時間や時間外労働について報告をしていないことが明らかになった。
社内での労働時間の規則・ルールを聞くと、「勤怠管理システムで記録(IT・クラウドツール)」(209人)が最多で、次は「電話またはEメールでの勤怠報告」(160人)。他方、3位に「規則・ルールは決まっていない」(112人)が入り、リモートワークのおける労働時間の管理に規則を設けていない会社も多いことがわかった。