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【この記事のエキスパート】
空間デザイン・DIYクリエイター:網田 真希

空間デザイン・DIYクリエイター:網田 真希

「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。

予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。

幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。


ゴム製の足底に二股にわかれた足先という特殊な形をした地下足袋。農作業用や建築業用、祭りや沢登りの安全靴として愛用されています。この記事では、初めて地下足袋を買おうか悩んでいる人にもわかりやすい地下足袋選び方のポイントとおすすめの商品をご紹介します。

地下足袋とは

出典:Amazon

地下足袋は、農作業や造園業、鳶職などの建築業ではおなじみの安全足袋靴です。足先が二股に分かれているため、地面をつかむ感覚にすぐれ、足場の悪い場所でもバランスがとりやすいのが特徴です。

また、だんじり祭りなどではお祭り足袋として白地下足袋などもあり、法被と合わせて祭りスタイルとして親しまれています。もちろん子供用地下足袋も販売されています。

最近ではファッション性がかっこいいと地下足袋ブーツや地下足袋スニーカーなども人気があります。ワークマンなどの作業メーカーの商品をコーディネートの一部として取り入れることが若者のトレンドにもなっています。

地下足袋の選び方

それでは、地下足袋の基本的な選び方を見ていきましょう。
【1】作業用途
【2】サイズ
【3】こはぜ数
【4】カラー

上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】作業用途をチェック

地下足袋を選ぶときに重要なのが用途にあったタイプを選ぶことです。ゴム素材のものは田植え向き、スパイクタイプのものは山作業向き、厚底タイプのものは水場向き、建築業用は先芯素材入りのものなどがあるので、用途にあわせて選んでみてください。

田植えや農作業向け:伸縮性のある「ゴム素材タイプ」

ゴム素材の地下足袋は、泥や土のうえで動くことの多い農作業をするときや、田植え足袋としてぴったりです。ゴムは伸縮性にすぐれていて、足にフィットするので、水を含んだ泥だらけの田んぼでも快適に作業することができますよ。

普通の靴で作業すると、泥や土が靴のなかに入ってしまったり、泥に埋まってしまった足を抜こうとすると靴が脱げてしまうこともあり作業が進みません。ゴム素材の地下足袋だと、泥のなかに入れても脱げてしまうことがないので田植えにぴったりです。

山作業向け:耐久性のある「スパイク地下足袋タイプ」

足袋底がスパイク状になっている地下足袋は、山作業に向いています。山作業は傾斜の厳しい場所や足場の悪いところが多く、歩く場所によって変化が多いので踏ん張りのきく地下足袋がおすすめです。

登山性能を生かした靴底にスパイク形状を採用したものもあります。また、スパイクにはオールゴム製のものと金属製のものがあり、金属製のもののほうが耐久性が高いのでおすすめです。

水場のある作業向け:「厚底防水足袋タイプ」

ぬかるみや水場で作業することが多い人には糊高(のりだか)加工で厚底タイプの地下足袋がおすすめです。水気の多い場所での作業は、滑っても足が取られない地下足袋をはくことでケガを防ぐこともできます。

また、地下足袋に水が染み込んでしまって動きが重くならないように糊高加工がされているタイプがおすすめです。

鳶職や大工の建築業向け:足先を守る「先芯素材入りタイプ」

土木や、とび職などの建築業関係の人には、指先を守れる先芯(さきしん)素材入りタイプがおすすめです。現場には尖った釘や木材が落ちていたり、ブロックや鉄などの重い材料を運ぶときに誤って足に落としてしまう可能性もあります。

鉄芯の入った地下足袋は丈夫で足を守ってくれます。ただし、その分足袋自体が重くなってしまうので高い場所で作業をする人には向いていません。

お祭り向け:クッション性が高い「お祭り足袋」

クッション性の高い地下足袋は、祭りに向いています。祭りでお神輿を担いでいる人は、地下足袋を履いています。一日中、お神輿を担いで歩きまわり、上下に激しく運動するので足が疲れてしまいます。

薄い地下足袋だと疲労が大きいので、エアークッションの入った地下足袋を選びましょう。エアークッションが入っていると足への負担が軽減されるのでおすすめです。

ポイント:おしゃれやランニングが楽しめる「足袋シューズ」もある!

出典:Amazon

地下足袋には、デザインがおしゃれなスニーカー足袋もあります。歩く用として作られているため、ソールや指先を保護する先芯などの機能はありません。また、スニーカーのように靴紐を結ぶタイプなので、靴紐がほどけて事故につながる可能性があるので作業用や祭り用としては不向きです。

ランニング足袋として走り方のフォーム改善にも。また、デザインが豊富なので足元もおしゃれを楽しみたいというひとは、足袋スニーカーを探してみてください。

【2】サイズをチェック

地下足袋を購入するときは、必ずサイズを確認しましょう。地下足袋は靴下のように伸縮性がないので、足のサイズにぴったりのものを。ぴったりでないと窮屈に感じたり、脱げてしまったりします。

ここではサイズの選び方についてご紹介します。用途にあわせてぴったりなサイズの地下足袋を選びましょう。

基本的には足にピッタリとおさまるサイズを

出典:Amazon

地下足袋のサイズ選びは、実際に履いてみて足にぴったりとおさまるものを選ぶこと。ふだん履いているスニーカーよりも0.5cmほど小さいものがよいでしょう。ぴったりサイズだと履いたときの見た目もよく、途中で脱げそうになる心配もありません。

ただし、祭りなどで一日中歩くときは、夕方になると足がむくんでしまいきつくなって余計に足が疲れてしまう可能性があるので、大きめを選んだほうがいいでしょう。

足袋下を履くなら少し大きめのサイズを

出典:Amazon

冬場に地下足袋を履くとき、足袋下も履く予定なら、少し大きめのサイズを選びましょう。地下足袋は、保温性のない履きものなので、冬場は地面の冷たさをじかに感じてしまいます。

とくに、土木関係の仕事をしている人は、寒さで足の感覚がなくなってしまうと危険なので、大きめの地下足袋の下に厚手の足袋下を履くことが多いです。靴下の厚さも考慮して選びましょう。

【3】こはぜ数をチェック

地下足袋の後ろの部分についている爪型の金具のことを「こはぜ」と言います。こはぜを開閉することで地下足袋を脱ぎ履きしたり、締めつけ具合を調節することができます。足袋は足のサイズにぴったりのものを履かなければしわができてしまいます。

こはぜがついていない「ベルクロタイプ」もあれば、こはぜが3~7枚の「ショートタイプ」や10~12枚の「ロングタイプ」もあります。地下足袋を履く用途によってこはぜの数を選ぶようにしましょう。

安全で子供も履ける「こはぜ数0枚」のベルクロタイプ

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子供でも履けるのがベルクロタイプです。こはぜは慣れるまでは素早くとめることができません。地下足袋を履く際に座ることができればよいのですが、子供が立ったままこはぜをとめて履くのは至難の業です。

伸縮性のある素材で作られていたり、簡単にとめることができるマジックテープタイプやファスナータイプなら、脱ぎ履きに手間がかかりません。

履きやすい「こはぜ数3〜7枚」のショートタイプ

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こはぜが3~7枚のショートタイプは、スタンダードな地下足袋です。こはぜの枚数は、4枚が基本となっているので、通常の地下足袋は4枚のこはぜがついています。

こはぜの枚数には地域性があり、5枚や7枚の地域もあるようです。着物などとあわせて履く場合は、4枚タイプを選ぶといいでしょう。ただし、地域によって風習は違うので注意しましょう。

ズボンをなかにインしやすい「こはぜ数10~12枚」のロングタイプ

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ズボンをなかにインするならロングタイプがおすすめです。ロングタイプだと、ふくらはぎくらいの長さになりこはぜの枚数も増えるので脱ぎ履きがたいへんになります。

ただし、その分フィット感があり、途中で脱げてしまうこともありません。ロングタイプは、祭りや労働作業をする人に好まれるタイプです。祭りも、地域によって風習が違うのでその地域にあった地下足袋を選びましょう。

【4】カラーをチェック

出典:楽天市場

地下足袋を選ぶときは、カラーも確認しておきましょう。ズボンをインする場合でも、そうでない場合でも、ズボンの色とあわせて地下足袋を選ぶのが基本です。

ズボンの色とあわせることが難しいときは、上着の色とあわせるなどして色を統一するようにしましょう。ただし、スニーカー足袋の場合は足袋を主役にするとおしゃれなので、柄や色味など、好みのものを選ぶのがおすすめです。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)