JR東海、JR西日本、JR九州は6日、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う利用状況を踏まえ、東海道・山陽・九州新幹線に関して、新たに5月31日まで運転計画を見直すと発表した。

  • 東海道・山陽新幹線「のぞみ」などで活躍するN700A

JR東海は東海道新幹線「のぞみ」に関して、4月に計42本を運休とし、ゴールデンウィーク期間中の5月1~6日も計106本の運転を取りやめると発表していた。ゴールデンウィーク後の5月7~31日も、定期列車を中心に前年と同程度のフリークエンシーを確保しつつ、大幅な増発を計画していた時間帯の一部列車を運転を取りやめる。

これにともない、東京~新大阪間で運転される「のぞみ」について、5月15日に12本(上り6本・下り6本)、5月22日に20本(上り10本・下り10本)、5月29日に13本(上り7本・下り6本)、計45本の運転を取りやめる。なお、東海道新幹線管内の「ひかり」「こだま」については、「運転計画の見直しはありません」とのこと。

JR西日本は東海道・山陽新幹線の臨時「のぞみ」をゴールデンウィーク期間中の5月1~6日に計49本運休、山陽・九州新幹線の臨時「さくら」は4月1日から5月6日まで計50本運休としていた。今回、新たにゴールデンウィーク後の5月7~31日に運転予定だった一部臨時列車の運休を決定。山陽・九州新幹線の臨時「さくら」計5本、山陽新幹線の臨時「ひかり」計33本が運転取りやめとなる。

なお、今後の社会情勢や利用状況などにより、6月1日以降も輸送計画を変更し、一部列車を運休する可能性があると説明している。

  • 九州新幹線800系

JR九州は臨時「さくら」に関して、九州新幹線管内で運転される列車を5月6日まで追加運休とし、山陽・九州新幹線直通列車も4月25日から5月6日まで運休としていた。今回、追加の列車運休実施が発表され、ゴールデンウィーク後の5月7~31日に運転予定だった臨時「さくら」計15本が運休に。あわせて九州新幹線管内で運転される「つばめ」に関して、4月11~26日に定期列車を計48本運休とすることも発表された。