お笑いコンビ・TKOの木下隆行が、5日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00～11:15)に出演し、後輩芸人へのパワハラ騒動を事実と認めて謝罪した。
木下隆行
木下は、後輩芸人へのパワハラ行為が一部で報じられ、所属していた芸能事務所・松竹芸能を先月15日に退所。相方・木本武宏は引き続き松竹芸能に所属し、TKOも存続する。先月31日には新会社「UtREE」を設立し、公式サイト、ブログ、YouTubeチャンネルを開設した。
6カ月ぶりの地上波復帰となった木下は、『ワイドナショー』の出演オファーを受けた理由を聞かれ、「正直に話せる場をこうやって作っていただいたというのは、本当に番組に感謝しております」。後輩に激怒してペットボトルを投げつけたことやクロちゃんの顔面を踏みつけたこと、後輩に自身のブランド服を売りつけたことなど一連の報道を「事実です」と認め、「プロセスは違ったりもするんですけど、パワハラをしてしまったという結果は事実です」と重ねて強調した。
また、松竹芸能を退所した経緯については、「やはり事実ですし、こうやってニュースにも出てしまい、松竹芸能はアットホームで仲の良いイメージがあったので、そこを傷つけてしまったので居づらくなったのがすべて。新しく後輩も入って来る、そんな中で僕がいてたらやっぱり怖いイメージの事務所にもなりましたし、辞めるのが僕の1つの禊の方法かなと思いました」と説明した。
そして、「普段から横柄というイメージはなかったんですけど、そう与えてしまったのはあると思います。活字で見ると怖いことでした。クロちゃんの頭もそうですし、ペットボトルを投げたのも。これは反省です。もう2度とないように。仲が良い距離感を知らなかっただけでは済まされない」と猛省し、「僕の器を小ささがこの結果になったと思います」と客観視した。
また、後輩芸人に謝ったことも明かし、相方・木本からは、「更生して、反省していつかTKOという形でコントできたらええな」と優しい言葉を掛けられたという木下。今後については、「お笑いを29年間やってきてこれしかないので」とお笑い芸人を続けていくことを改めて表明し、「発信できる場所、YouTubeという形でさせてもらおうと」と抱負を述べていた。
