新型コロナウイルスの感染拡大が懸念され、一部自治体が外出自粛を要請する状況が続いています。普段であればお出かけしている週末、ずっと家にいると何をしていいか悩む……そんな人も多いのではないでしょうか。

tonkotutarouさん(@tonkotu0621)がツイートした、外出自粛中の素敵な過ごし方。「やることがないので、IKEAのサメを怖そうに撮ってたら一日が終わった」のコメントが添えられたこのツイートに、多くの人が称賛の声を寄せていました。

  • 怖そうに撮影された“IKEAのサメ”こと「ブローハイ ソフトトイ シャーク」。読者からは「とてもおジョーズ」の声も ※タップで拡大

ぜひ、こちらの画像をご覧ください。あの可愛くてフワフワな手触りが人気の“IKEAのサメ”が、まるで「悪の組織のボス」のような、「真の黒幕」のような仕上がりに……。

  • “IKEAのサメ”。普段はフワフワで可愛いんです(筆者撮影) ※タップで拡大

一体どのように撮影すれば、あのぬいぐるみをここまで怖く撮影できるんでしょうか。今回は、tonkotutarouさんに撮影の方法やコツを聞いてみました。

  • 撮影の様子 ※タップで拡大

  • ※タップで拡大

カメラとぬいぐるみ以外に必要なもの

・黒のバック布(カーテンなどでも)
・ストロボ(tonkotutarouさんはワイヤレスを利用) 1台
・ソフトボックス(ストロボに取り付け、光を柔らかくする効果がある)
・ハニカムグリッド(ソフトボックスに取り付け、明暗をよりはっきり表現する)

カメラの設定

・シャッタースピード:1/250
・ISO感度:80
・F値:1.8

「ハニカムグリッドを使うと、ストロボが放つ強い光が被写体のぬいぐるみにまっすぐぶつかるので、光が当たる場所と当たらない場所の明暗差がはっきりします。

この状態で、シャッタースピードを速くしたり、カメラの絞りを小さくするなどして、 カメラが取り込む光を少なくすると、ストロボの強い光が当たったところだけが浮き出て、光が当たってない背景が暗くなるんです。

このハニカムグリッドを使うのが、怖い写真(明暗がはっきりした写真)を撮影するコツみたいです」。

  • ハニカムグリッドを取り付けた様子 ※タップで拡大

――いろいろな機材を使って撮影されていたんですね……

「ストロボやカメラがなくても、暗い部屋で懐中電灯を使えば、小さなぬいぐるみならスマホでも似たような写真が、たぶん撮れると思います」

――撮影で苦労された点はありましたか?

「IKEAのサメは、床に転がっていると邪魔なくらい大きなサイズなので、撮影するときもなかなかうまい具合に位置を探れず、苦労しました。『ああでもない、こうでもない』と撮ってるうちに、土曜日の午後が過ぎていった感じです」。

  • この枚数。試行錯誤されたことがよく分かります ※タップで拡大

外出自粛中の時間の使い方に悩んでいる人は、ぜひ試してみては?