帝国データバンクは3月24日、新型コロナウイルスの影響を受け倒産した企業(法的整理または事業停止)を発表した。3月24日10時時点で判明した倒産企業は全国に13件(法的整理8件、事業停止5件)となった。

エリア別、近畿が4件で最多

  • 新型コロナウイルス関連倒産の一覧(3月24日10時時点)

エリア別にみると、「近畿」が最も多く4件。以下、「北海道」が3件、「東北」「関東」「北陸」「中部」「中国」「九州」がそれぞれ1件と続いた。

業種別では、観光関連事業(旅館(2件)、国内旅行業、クルーズ船、レンタカー(各1件))が5件で最多。次いで飲食関連事業者(コロッケ製造、鮨割烹店、食堂運営など)が3件と続き、飲食関連事業者のエリアはすべて「北海道」となった。

判明した企業は以下の通り(3月24日10時時点)。

■法的整理 ・北海道三富屋(コロッケ製造販売) ・ルミナスクルーズ(クルーズ船運航) ・志学アカデミー(学習塾経営) ・花のれん(鮨割烹店経営) ・田村屋旅館(旅館経営) ・愛トラベル(国内旅行業) ・シティーヒル(衣料品の企画・製造・小売) ・ニューステップ(レンタカー)

■事業停止 ・京洛和蒼(呉服・浴衣卸売) ・冨士見荘(旅館経営) ・愛織(インテリア・雑貨企画デザイン販売) ・セブンレストランシステム(食堂のFC店運営) ・エターナルアミューズメント(アミューズメント施設運営)