4月1日から全面施行される改正健康増進法。今回の改正で飲食店などでの喫煙は厳しく制限されることになる。もちろん例外はあるが、今後、屋内での喫煙は原則的にNG。禁煙ブームにさらなる拍車がかかるのは間違いない。

  • 「喫煙所マップ」の活用はマスト!? 大禁煙時代に必要な"羅針盤"の話

喫煙者にとってますます重要になってくるのが、「結局、どこで吸えるのか」という"情報"だ。すでに世の中は愛煙家にとって肩身が狭く、どこもかしこも禁煙。そのうえ法が改正されれば、喫煙所探しにどれだけの時間を空費する羽目になるのか、考えるだけでヤニクラが起きそうだ。

喫煙所を求めて、宛てもなく街中を彷徨う―― そんな無駄な時間を節約したいなら、これからはネットで見られる喫煙所マップの活用はマスト。特にJTの新サービスはとても便利なので、これを利用しない手はない。

6万カ所以上の喫煙スポットが即検索できる

JTが新たに始めた新サービス「CLUB JT」は、成人した喫煙者であれば誰でも無料で利用できる会員向けオンラインサービス。公式オンラインショップでJTの商品を買うたびにポイントが付与され、キャンペーンに応募したり、さまざまな特典を得たりすることができる。

なかでも目玉となるのは、CLUB JT オリジナルの喫煙所マップだ。口コミグルメサイト「Retty」と連携し、一般の喫煙所と合わせ、喫煙できる飲食店情報を掲載。位置情報サービスを利用し、現在地周辺の喫煙所や喫煙可能店がグーグルマップ上にアイコンで表示される。

店舗のアイコンは「カフェ」「居酒屋」「バー」をひと目で判別できるデザインになっているので、自分の行きたい店が絞り込みやすいのもありがたい。喫煙場所の登録数はサービス開始時点(3月4日)で全国約6万カ所以上。今のところ政令指定都市が主なサービス対象となっているが、これから順次拡大していく予定だという。

東京23区限定だが、路上喫煙禁止区域も表示されるようになっており、今後もサービス内容の充実やサービス範囲の拡大が期待できそうだ。なお、マップの利用だけなら会員登録も不要。思い立ったらすぐに利用できる。

喫煙所探しはアプリの活用がマスト

喫煙所マップを検索できるサービスは、ほかにも存在する。例えば「喫煙所 情報共有MAPくん」というアプリは、地図で喫煙所を探せるだけでなく、ユーザー同士で喫煙所の詳細な付加情報まで共有できる。グルメサイトのように喫煙所を「星の数」で評価するシステムを採用しているので、快適な喫煙所を探したいときはとても役立つに違いない。「ベンチがある場所」「自動販売機がある場所」など、条件をつけて絞り込み検索できるのもうれしい。

参考リンク:喫煙所 情報共有MAPくん

「喫煙所マップ」というアプリは、4万件を超えるデータから灰皿を検索できるサービスで、このアプリの肝は、ユーザー同士でマップを作り上げていくところにある。喫煙所を見つけた人はその場所を「報告」することで新たなスポット情報を登録。その新情報をもとに喫煙所へと行き着いたユーザーが、実際に存在したかどうかを「投票」することで情報の信頼度を高めていくという仕組みだ。タイムリーに喫煙所情報をシェアすることで、みんなが快適な喫煙ライフを送れるようになるはずだ。

参考リンク:喫煙所マップ

砂漠を歩くには羅針盤が必要だ

タバコを吸いたいと思ったときに、吸える場所が見つからないのはかなりのストレス。あちこち探し回った挙げ句に見つからなかったときの絶望感は、喫煙者なら誰もが察するに余りあるところだ。

残念ながら、今後も喫煙可能スペースは減少の一途をたどるだろう。オアシスが枯渇しつつあるこの状況下で、手ぶらで砂漠に出ようというほうが無謀なのだ。喫煙所の検索サービスをうまく羅針盤として活用し、禁煙時代を上手に生き抜こう。