近畿日本鉄道は12日、「近鉄アプリ」や同社サイト内で提供している各列車の現在位置と遅れ状況を知らせる「列車走行位置」サービスに、3月14日から南大阪線、吉野線、長野線、道明寺線、御所線を追加して提供路線を拡大するととも、「近鉄アプリ」の機能に主要駅における列車出発案内表示を追加すると発表した。
「列車走行位置」サービス提供路線の拡大では、すでに提供している難波線、奈良線、京都線、橿原線、大阪線、名古屋線、生駒線、天理線、田原本線、信貴線、湯の山線、鈴鹿線、山田線、鳥羽線、志摩線の14路線に加え、新たに南大阪線、吉野線、長野線、道明寺線、御所線の5路線を追加する。
このサービスは、「近鉄アプリ」画面や近鉄サイト内の「近鉄列車走行位置」ページにて、提供路線における個々の列車の走行位置を駅または駅間の単位で列車種別(特急・急行など)とともに表示する機能。列車に遅れが発生している場合、遅れている時分についても1分単位で表示する。「近鉄アプリ」画面で列車・駅名をタップすると、それぞれの詳細な情報を表示する機能も用意されている。
今回追加する5路線においては、「近鉄アプリ」で登録特急列車の遅れ状況プッシュ通知機能と、列車走行位置の特急列車詳細画面から当該列車のインターネット特急券予約・発売サービスへのリンク機能も利用できるようになる。
「近鉄アプリ」に追加される列車出発案内表示機能では、アプリの画面で指定した駅・方面において、検索した時点から出発する直近3本分の列車の時刻・のりば等を表示する。列車が遅れている場合はその旨も表示するほか、特急列車についてはインターネット特急券予約・発売サービスから空席検索・特急券購入をスムーズに行えるようになる。提供する駅は特急停車駅や乗換駅などの主要99駅で、よく使う駅・方面をあらかじめ設定しておくと、アプリを開いたトップ画面ですぐにチェックできる。