俳優の田中圭が、フジテレビ系ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(4月9日スタート、毎週木曜22:00~ ※初回15分拡大)に出演することが12日、明らかになった。

  • 田中圭=フジテレビ提供

病院内にある薬剤部で、主に患者の薬の調剤、製剤を行う“病院薬剤師”たちの知られざる舞台裏を描く同ドラマ。4月クールは、テレビ東京系『らせんの迷宮~DNA科学捜査~』に主演することも決まっている田中が演じるのは、石原さとみ演じるみどりの先輩薬剤師・瀬野章吾だ。

いつもぶっきらぼうで愛想の無い人間にみえるが、実際の心根は優しく、誰よりも患者思いという役どころ。チームメートからの信頼も厚く、みどりが困ったときいつも頼りにする相手となっている。

そんなみどりに対し冷たい態度を示すこともしばしばだが、患者と真摯(しんし)に向き合うみどりのことを心の中では認めている。瀬野が感情をあらわにすることはほとんど無いが、心の中では“誰よりも患者の日常を守りたい”という情熱を秘めており、一見対照的にみえるみどりと進むべき道は同じという関係だ。

田中は、台本を読んで、「僕の個人的な印象ですが、薬剤師は人気の職業というイメージで、『その人気の理由はどこにあるのだろう?』と以前から思っていました。そんな薬剤師にスポットが当たる今作の台本を読んで、とても大事な仕事だということを改めて痛感しました。医師のような派手さはないけれど、絶対に調剤を間違えてはいけない責任を負っています。薬剤師が持つ魅力を、ドラマを通して伝えていければと思っています。主人公のみどりをはじめ、病院薬剤師の人間的な魅力が感じられる台本でした」と印象をコメント。

役柄については「瀬野はみどりに対してツンツンした態度を取りますが、そこには先輩としての厳しさや愛があります。石原(さとみ)さんとは十数年来の友人ですが、“先輩と後輩”という関係性もあるので演じやすいかなと思っています。台本から読み取れるものに、僕と石原さんの普段の感覚を少し乗せたら、僕たちにしかできないみどりと瀬野が作れるのではないかと思います。楽しみです」と語る。

そして、視聴者に向けて、「薬剤師のことをちゃんと知らない方は多いと思いますが、ドラマを通じてみなさんに知っていただくチャンスですし、僕自身知りたいと思っています。普段薬局で薬を受け取るとき、結構待たされますよね?(笑) 『待ち時間が長いな』と感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、このドラマを見ると、そういう以前の自分に“さよなら”できると思います。薬剤師に対するイメージが変わると思いますのでぜひご覧ください」と呼びかけた。

野田悠介プロデューサーは「瀬野はみどりの指導薬剤師だったので、みどりを育てるため、常に厳しく指導しています。キャリア8年目になった今でもみどりのことを半人前扱いしていますが、みどりは心の底では瀬野に対して絶大な信頼を置いている、師弟関係とも呼べる間柄です。冷静さ、ストイックさの中にある心の温かさを、田中圭さんならば表現していただけると思いました。瀬野とみどりの関係性がどう発展していくのかにもご注目ください!」と話している。

(C)フジテレビ