俳優の田中圭と中村倫也が6日、都内で行われたテレビ朝日系スペシャルドラマ『不協和音 炎の刑事 VS 氷の検事』(3月15日21:00~)の取材会に出席した。

  • 左から中村倫也、田中圭

「不協」を田中が、「和音」を中村が書いたという掛け軸が披露され、田中が「俺(の字)、カスカスやね」と笑うと、中村も「朝の圭くんですね(笑)。おはよ~みたいな(笑)」と感想を述べた。

主演の田中が演じるのは、愚直なまでにまっすぐに事件と向き合う熱血刑事の兄・川上祐介。一方の中村が演じるのは、時に冷徹とも思える冷静沈着さで事件と向き合う東大卒エリート検事の弟・唐沢真佐人だ。過去にも共演歴のある田中と中村だが、ガッツリ芝居を交わすのは今作が初めてとなる。

田中が「撮影したのは半年くらい前なんですけど、今思い返しても楽しかったなっていうのがあります。お芝居を通して会話ができる方なので、すごく気持ち良かった」と振り返ると、中村も「台本で書かれている以上の豊かなシーンになったなというのが、撮った後の印象です。俳優業界では圭くんはすごく“安心安定”という、同業者の中での触れ込みがあったんです。それを今回、感じました」とのこと。

続けて、「芝居の中でいっぱいちょっかいも出させていただきましたし、それを受けて圭くんもやってくれて。ハーモニーとして良かったんじゃないかなと思います」と語った。

取材会では、2人が生け花に挑戦する場面も。中村が生けた花を見て、田中が「それいいね!」と同じ花を反対側に。それに対して、中村は「マネすんなよ、兄貴! なんで両サイドに(笑)」と息の合った掛け合いを見せた。

  • 生け花に挑戦する中村と田中

また、お互いの直してほしいところを聞かれると、田中は悩んだ末に「ないです」と答えたが、「ちょっと働きすぎじゃないかなって」と中村。田中からは「お前に言われたくないわ(笑)」とツッコまれていた。

そして田中は「撮影が半年くらい前で、すごく楽しかったです。ようやくみなさんに見てもらえるなといううれしさもあります。とにかく楽しかったので、それが見ていくれるみなさんにも伝わればいいなと思います」と話し、中村は「見どころとしましては、圭くん演じる祐介の愚直なまっすぐさと、寝間着姿のときの腕の筋肉、そして真佐人のツンデレ萌えなところを楽しんでいただけたらと思います」とPRした。