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【この記事のエキスパート】
トータルフードアドバイザー:内藤 まりこ
埼玉県出身。4人の子育て中のワーキングママ。
学生のころから美味しいものに目覚め、管理栄養士と料理講師の二足のわらじで、栄養相談・メニュー開発、講演会活動、フードコーディネートまで様々なジャンルで活動中。
趣味は家庭菜園と子どもが喜ぶ満足度の高い公園探し。
本格的なカレーやラーメンのスープづくりなど煮込み料理に欠かせない寸動鍋。パスタを茹でたりするのにも便利です。アルミ、ステンレス、銅、ホーローなど素材が違うだけでなく、業務用の大型サイズ、家庭用・一人暮らし向けの小型サイズと種類もさまざまです。この記事では、寸胴鍋の選び方とおすすめ商品、ユーザーの口コミを紹介します。
家庭用としてあると便利な寸胴鍋
寸胴鍋とは
寸胴鍋は、容量が大きくて深さのある形が特徴です。たくさんの量を調理できるため、業務用のイメージが強いですが、家庭用の鍋としても活躍します。
たとえば、麺料理を作るときに寸胴鍋を使えば、お湯をたっぷり沸かせて麺が茹でやすいですし、来客時など大人数分の料理を作るときは、1度にまとめて作れるので便利です。
サイズ・素材ともにいろんなバリエーションがあるので、用途に合った寸胴鍋をみつけて活用しましょう。
寸胴鍋の選び方
トータルフードアドバイザーの内藤まりこさんに、寸胴鍋を選ぶときのポイントを教えてもらいました。はじめての購入を検討している人も、プロの視点からの選び方を参考にすれば、納得の寸胴鍋探しにつながります。ポイントは下記。
【1】容量
【2】素材
【3】コーティング加工
【4】IH
【5】重量や強度をチェック
上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】容量から選ぶ
パスタを1人前作るのに2Lの容量が必要です。何人前作るかを考えてどのくらいの容量が必要なのかを考えてみましょう。
少ない容量のものを買うよりは、余裕をもった容量を選ぶほうがおすすめですが、収納スペースのことを考えて、以下を参考に購入する寸胴鍋の容量を選んでみましょう。
▼1~2人前
2~5L程度必要
▼3~4人前
5L~10L程度
▼5人以上
11L以上
【エキスパートのコメント】
2~3人用の比較的少量の調理の場合は直径18cm程度の小ぶりなものでも使い勝手はよさそうです。逆に5~6人分の大人数の場合は直径22cm前後のものですとたっぷりとした容量もあり安心ですね。
キッチンが狭い場合は「半寸胴鍋」も選択肢に
半寸胴鍋とは、一般的な寸胴鍋より深さを低くしたもののことです。背は低いものの、普通の鍋より深さがあるので煮込み料理や、パスタを茹でるときも十分に使えます。
もし収納スペースに余裕がない場合は、半寸胴鍋も候補に入れてみましょう。
【2】素材から選ぶ
寸胴鍋の素材にはおもに、アルミ・ステンレス・ホーロー・銅の4種類が使用されることが多いです。寸胴鍋に使われている素材によって特徴が異なるため、確認しましょう。
アルミ製|熱伝導が良い
【エキスパートのコメント】
アルミの特徴は、大きさがあっても軽量であること、また熱伝導がよいのでムラなく火が通るということです。それゆえ、じっくり煮込むような料理の場合は時間も短縮でき、省エネにもつながるでしょう。デメリットは、酸に弱く変色しやすいこと。また、素材がやわらかいので変形しやすく、強火での調理よりは弱火で長時間煮るなどのほうが向いています。
ステンレス製|サビにくく丈夫
【エキスパートのコメント】
ステンレスはなんといっても変形しにくく丈夫なことが特徴です。しかし重さがあり熱伝導も悪いため、鍋底が焦げやすいというデメリットが挙げられます。一方、塩分には強いので、パスタの茹で鍋としておすすめです。
モリブデン鋼はステンレスよりも固い素材で耐食性も高く丈夫です。しかし、アルミやステンレスよりも高価なことが多いようです。ステンレスよりさらにサビにくいため、長時間ソースやジャムを保存したい場合などはモリブデンがおすすめです。
ホーロー製|保温性が高くおしゃれ
ホーローは、丈夫さ、美しさ、耐摩耗性を兼ね備えた素材です。ゆっくりと熱が伝わるため、食材が荷崩れしにくく、ふっくらと仕上がります。
また、酸・塩分に強くてにおい移りしないので、ぬか漬けや味噌を作るときにもぴったり。おしゃれなデザインの製品も多く販売されており、インテリアになじみやすいのも魅力です。商品によって重量のあるものがあるので、調理したときに持ち上げられるかも、チェックしてください。
銅製|熱を均一に伝える
銅は、熱伝導にすぐれており、鍋全体にまんべんなく熱が伝わる素材です。食材が均一に加熱されるため、具が崩れたり片煮えすることもなく、まろやかな料理に仕上がります。
変色しやすい素材のため、きちんとお手入れする必要がありますが、使い込むほどに味わいが増す素材なので、長く愛用できるでしょう。昔から料理人に広く利用されてきた銅鍋は、料理にこだわる人にぴったりです。
【3】コーティング加工をチェック
コーティング仕上げの寸胴鍋は、フッ素樹脂加工などを施すことによって、食材がくっつきにくくなっています。焦げ付きにくく、汚れがかんたんに洗い落とせるため、お手入れがらくなのが大きなメリット。
一方、コーティングされていない寸胴鍋と比べると、寿命が短いのがデメリットです。使ううちにコーティングが劣化していくため、汚れがつきやすくなってきたら、買い替える必要があります。
【4】IH対応かチェック
【エキスパートのコメント】
鍋を選ぶ際、IHコンロをご使用の方は、対応か非対応かをしっかりと確認しましょう。
アルミ製では通常磁性がないため、IHが使用できませんが、アルミにステンレスを配合した素材を採用している寸胴鍋なら、IHでも使用できるようになります。ステンレスとモリブデン製の鍋は、基本的にはどちらもIH対応なので、熱源を選ばず使用することができ便利ですよね。
IH対応できるかどうかは、素材により異なるということを覚えておきましょう。
【5】重量や強度をチェック
寸胴鍋は家庭用で使うだけでなく、大勢でひとつの食事を囲みたいときにも活躍します。キャンプなどのアウトドアシーン、バザーや炊き出しでも寸胴鍋を使えば、カレーや豚汁、雑煮に芋煮と幅広い煮込み料理を一度に調理可能です。
寸胴鍋を持ち出して使う場合は、重量や耐久性を考慮すると、上手な製品選びにつながります。持ち運びの負担を軽くしたいなら軽量の製品、何度も使いたいなら耐久性の高い製品などを選びましょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)