JR西日本は19日、JR京都線・JR神戸線(東海道・山陽本線)等に225系を新製投入すると発表した。あわせて221系を大和路線(関西本線)・おおさか東線で使用し、国鉄時代から使用している201系は全車両の運行を終える予定であることも発表された。

  • JR京都線・JR神戸線などに新製投入される225系

JR京都線・JR神戸線などに新製投入される225系の車両数は144両。投入時期は2020~2023年度とされている。各車両に車いす・ベビーカースペースを設置し、車内ディスプレイによる多言語案内を行うほか、ATS(自動列車停止装置)・パンタグラフなど機器の二重系化、車体の衝突安全対策、車両挙動監視装置など、安全性・安定性を考慮した点もおもな特徴に挙げられている。

225系の新製投入にともない、現在、おもにJR京都線・JR神戸線の快速で使用される221系は順次、大和路線・おおさか東線で使用することとし、両線区の快適性向上を図るという。国鉄時代から使用され、現在も大和路線・おおさか東線の普通列車を中心に活躍する201系については、全車両の運行を終える予定となった。

  • 運行を終える大和路線・おおさか東線の201系

  • 223系への車内ディスプレイの設置イメージ

JR西日本は225系の新製投入に加え、JR京都線・JR神戸線等で活躍する223系に車内ディスプレイを設置し、車内における情報提供の充実を図ることも発表。車内ディスプレイは4カ国語(日本語、英語、中国語、韓国語)対応とし、運行案内と広告に加え、輸送障害の発生時に運行情報も提供する。3月中旬から車内ディスプレイの設置を開始し、2021年度までに330両に設置予定となっている。