声優・アーティストの芹澤優が自身初の1stツアー「YuSerizawa 1st Live Tour 2019 ~ViVid(アイ)コンタクト!~」の千秋楽公演を12月22日、東京・Zepp Divercity Tokyoにて開催した。

  • 芹澤優

「YuSerizawa 1st Live Tour 2019 ~ViVid(アイ)コンタクト!~」は初の1stツアーとして宮城・千葉・神奈川・愛知・北海道・福岡・大阪・東京の全国8か所で16公演にわたり開催。いよいよファイナル公演となる。ピンクのリボンが印象的なブルーのドレス風衣装で登場した芹澤は、まず代表作でもある『プリパラ』から自身が演じた南みれぃの「ぷりっとぱ~ふぇくと」を歌い上げる。間髪入れずに「神×太陽×サマーパーティ」を披露し、「これがラストだ! 声だしていけー!」と客席を煽り、「ハウ?トゥ!パーティー☆」へ。

アップテンポの楽曲を3連続で披露したあとはMCへ。今回の公演では、こちらも初となるニコ生でもリアルタイムで配信中。ニコ生用のカメラにも愛を振りまきながら、「三次元でも二次元でもかわいい! でも生が一番かわいいぞ!」といつもの芹澤節を炸裂させる。

温まったところで続けての楽曲は「ハイハイハイハハイテンション」。客席に振り付けを指導しながら、自身はギターを手にこちらも元気いっぱいに歌い上げる。途中に差し込まれた「ツアーファイナルだけど終わりたくない!」というセリフからも、今回のツアーがいかに楽しかったのかが伺える。

シームレスに『犬とハサミは使いよう』から秋月マキシの「マジカル☆ラブ」、自身が所属するi☆Risの「わくドキしたいっ! 」を披露。ギターやダンスといったパフォーマンスに加え、楽曲も自身のソロ、ユニットの楽曲、キャラクターソングとバラエティ豊かにライブを彩っていく。

そして衣装チェンジを経て『乖離性ミリオンアーサー』より「Out Of Control!」を披露し、「まだまだセリコが足りないんじゃないの? 目を離さないでよ」と今回のライブタイトルにもかけたMCをはさみ、『魔法少女サイト』より「…私だけ見てて」を歌い上げ、「PRINCESS POLICY」へと移行する。

ここでMCタイムへ。今回は衣装の話。前半着ていたピンクの衣装は「いつもみんなが見ているポップでかわいいゆうちゃん」。いま着ているピンクの衣装はツアーの夜の部て着ていたという「いつもと違うロックでセクシーなゆうちゃん」とのこと。昼夜で衣装の雰囲気を変更できたのはツアーだからこそできたと語る芹澤。

ツアーだからこそ、なかなか歌う機会のないバラードを歌いたいと語っていく。自身のイメージは元気いっぱいなところが強いが、ツアー中にバラードを歌ったらそれが好評で嬉しかったとのこと。ステージの背景が夜空のように暗くなり、星や月で彩られると「今夜も月がきれい」が流れ、幻想的な雰囲気を作り出した。続けて「Imaginary」を披露し、バラードパートを歌いきった。

ここから登場するのは「セリコお姉さん」。『魔入りました!入間くん』より「デビきゅー」を歌うと前もって説明し、ライブ前日にYou Tubeで公開した振り付け動画のように、「いまからセリコお姉さんがダンスを教えたいと思います!」とデビキューポーズを教えていく。可愛らしく元気いっぱいに歌ったかと思いきや、おもむろにジャケットを脱ぎ捨て「No Regulation」のイントロが。かわいいとカッコイイを両立させるパフォーマンスを魅せる。

そしてラストスパート。「COMETIC SILHOUETTE」「TRIal HEART ~恋の違反チケット~」、「Play Sound☆」と怒涛の『プリパラ』『キラッとプリ☆チャン』メドレーを披露。本編最後は自身が作詞をした「Revelation」を歌いステージを後にする。

アンコールでは、定番の「ゆうちゃん」コールで再度ステージに登場。「outshine」を披露したあとは、サプライズでバースデーケーキが運び込まれ、「Merry Birthday!」を熱唱する。そして「最高に幸せだよー!」と「最悪な日でもあなたが好き。」を歌い締めくくる。最後に、「ツアーという長い戦い。いままで経験したことのない、大切な時間を過ごしてくれてありがとう。私のことを見てくれてうれしいです」と心情を吐露し、今回のツアー千秋楽は幕を下ろした。