cielさん(@ciel4072)が掲載した2枚のイラストに驚きの声が寄せられています。1枚は、2018年に描いたもの。もう1枚は、プロのゲームデザイナーとなった2019年に描かれたものです。非常に短い期間で驚くほどの画力向上を見せたcielさん。一体何があったんでしょうか……?

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まずは2018年に描かれたイラストからご覧いただきましょう。麦わら帽子をかぶり、白いワンピースを着た女の子。もくもくの入道雲と海を背景に夏を満喫している様子が伝わってきますね。

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そして2019年に描かれたものがこちら。えっ……と思わず時が止まってしまうほどの上達ぶりじゃありませんか。柔らかい日差しに包まれた町並み。輝くスクーターの金属感と、遠くに見える空。どこか懐かしい気持ちにさせてくれる1枚です。

ご本人は「キャラを描き始めたのは18年初め、背景イラストの方は19年の年末、そう……実質2年くらいは経っているのです」と種明かししておられましたが、とはいえ2年でこの激変。すごいの一言です。

この短い期間に何があったんでしょうか。現在20歳で、ゲームデザイナーとして活躍されるcielさんに、お話をうかがうことができました。

――cielさんが、絵を描きはじめたきっかけを教えてください

18歳の時、進路を選択するにあたり、「好きなことを仕事にしたい」と考えるようになりました。ずっと好きだったアニメやゲーム業界へ就職するため、ゲームやCGの学科に進むことになり、同時に本格的に絵の勉強をはじめたのがきっかけです。

――短い期間で画力が大きく向上していることに、驚く声が寄せられています。なぜここまで大きく成長できたのでしょう?

がむしゃらに描いても絵を描く技術は上達しますが、回り道をしながらゆっくり成長していく人が大半だと思います。

当時、私は2年制の専門学校を選んだということもあり、限られた時間の中で作品を作り、スキルを付けて就職活動で自分を売り込まなければいけませんでした。そこで、最短で効率よく上達する方法を考えました。

その時に重要だと感じたのが「マインド」です。徹底的に無駄を省き、インプットとアウトプットをできる機会を増やしながら、絵を描く上での考え方や練習方法の本質を見極めて取り組む事で、より効率良く短期で上達することができたと考えています。

短期間で画力を高める必要があったcielさん。“もっとも効果が高く効率的な練習はなにか”諦めずに探求できたことが大きな成長の要因となったんですね。

絵師の皆さんの昔と今を比較して楽しめるハッシュタグ「画力ビフォーアフター」がツイッターで話題。気になった人はチェックしてみては?