東京メトロは6日、富士ゼロックスと共同で、個室型ワークスペース「CocoDesk(ココデスク)」を2月20日から東京メトロ駅構内で提供開始すると発表した。溜池山王駅で3台を提供するほか、計4駅で7台を提供し、他の駅への設置も順次進めていく。

  • 「CocoDesk」外観

東京メトロはこれまで、オフィス以外で仕事をするモバイルワーク需要に対応するため、富士ゼロックスと共同で個人用のワークスペースの開発や実証実験を行ってきた。今回、より快適で利便性の高い施設に改良を行った上で、駅構内に個室型のワークスペース「CocoDesk(ココデスク)」として正式なサービスを開始する。

「CocoDesk」は快適に利用できる広さを確保しているほか、モバイル端末利用に必要な電源コンセントやWi-Fiを完備し、エアコンによる温度調節も可能となっている。周囲を気にすることなく電話や資料作成などができるほか、読書・学習スペースとしても利用可能。駅構内という立地に加え、短い時間での利用が可能であることから、移動中の「スキマ時間」を有効に活用することができる。

  • 「CocoDesk」内観

南北線・銀座線の溜池山王駅に3台、千代田線・副都心線の明治神宮前駅に2台、有楽町線の池袋駅に1台、南北線の六本木一丁目駅に1台を設置し、2月20日に計4駅7台からサービス提供を開始。2020年3月末までに計10駅に設置する予定としている。利用可能時間は7~22時、利用料金は15分250円で、利用するには会員登録後、専用ウェブサイトによる事前予約が必要となる。