メルカリとメルペイ、NTTドコモは2月4日、キャッシュレス推進、新規事業の検討などを目的とした業務提携について合意したと発表した。

  • 左からメルカリ代表取締役CEO 山田進太郎氏、NTTドコモ代表取締役社長吉澤和弘氏

3社は今回の業務提携により、今年5月をメドに、「メルカリID」と「dアカウント」を連携し、顧客基盤の拡大を図る。

また連携に伴い、「メルカリ」での取引1回につき、取引額100円(税込)ごとに1ポイントのdポイントを還元。貯まったdポイントを、1ポイントあたり1円(税込)として、メルカリでの取引で利用可能とする。

スマホ決済事業では、「メルペイ」ウォレットと「d払い」のウォレットの電子マネー残高、ポイント残高の連携も実施。加盟店(メルペイ: 170万カ所、d払い: 136万カ所)の共通化、および共同での営業推進も予定している。

メルカリ 代表取締役CEO 山田進太郎氏は「これまでキャリア各社さんと取り組みをご一緒したが、我々の話し合いの中で、我々のお客様のことを考えたときに最もシナジーがある相手であろうということで、今回の提携という形になった」とコメント。

NTTドコモ 代表取締役社長 吉澤和弘氏は「これだけの規模のEC事業者との提携は初めて」と話し、今後もより多くのパートナーとの連携を進めていきたいと語った。

今回の提携を記念して、3社は2月4日~24日の期間、「メルカリでd払いを使うと+10%還元」キャンペーンを実施。2月の「毎週おトクなd曜日」と組み合わせることにより、通常のポイントに加えて、購入金額の最大20%分のdポイントが還元される。

さらにキャンペーン期間中は、メルカリでのd払い決済1回につき、決済手数料(1回100円)分のdポイント(期間・用途限定)ももらえる。

3社は「メルカリID」と「dアカウント」の連携後にも、キャンペーンを実施予定としている。