Ken Kawamotoさん(@kenkawakenkenke)が作成しツイッターで公開した、平日が12日しかない「ずっと祝日カレンダー」が話題になっていました。
「国民の祝日に関する法律」により、今現在の日本には16の祝日が定められています。しかしながら、12日しか平日がないとすれば、1年で353日も祝日・休日があることになってしまいますね(1年が365日の場合)。一体どういうことなんでしょうか……?
実はこれ、“世界中の祝日”を集めたカレンダーなんです。我々会社員にとって祝日・休日を表す赤い文字は、見るだけでテンションが上がるもの。それがこれだけズラーっと並んでいると、見ているだけで嬉しくなってしまいますね。
Ken Kawamotoさんは、「『今日はアルメニアで陸軍の日だからダラダラ仕事するかー』みたいに使ってください」と使い方もあわせて投稿していました。確かに「今日はアメリカでコロンブス記念日で祝日だから、自分も有休をとろう」と考えると、罪悪感も少しだけ軽減するかも、なんて人もいそうです。
Ken Kawamotoさんに、制作の経緯などを聞いてみました。
――どのような発想から、この「ずっと祝日カレンダー」は作られたのでしょうか?
私は世界中にオフィスがある会社で働いているのですが、別のオフィスが祝日だと自分も少し休み気分になることに最近気づきました。そして世界中の祝日を調べてみると、ほとんどの日がどこかの国の祝日であることがわかりました。
そこで世界中の祝日を自分の祝日かのように見せる、ほぼ全部赤い日のカレンダーを作れば毎日少しゆったりと過ごせるのではないかと思って作ってみました。
――制作する上で、こだわったポイントを教えてください。
世界の祝日をただの「雑学」として見せるのではなく「自分ごと」と錯覚できるデザインにするために試行錯誤しました。次の年のカレンダーを眺めた時に「赤い日」の多さで一喜一憂する体験を誰もがしていると思うので、この「赤い日=嬉しい」の感覚をハックして直感的に嬉しくなるカレンダーを目指しました。
ユニークな製品を販売しているKen Kawamotoさん。「ずっと祝日カレンダー」は販売の予定があるか聞いてみたところ、「数日以内に注文を受付始めようかと思います」とのことでした。
見ているだけで心がウキウキする、様々なアイデアで溢れるツイッターですが、Ken Kawamotoさんの素敵な発想は、多くの会社員の心を癒やしてくれそうです。気になった方はアカウントをチェックしてみてはいかが?
年中ほぼ全ての日がどこかしらの国で祝日だという事実に気づいてしまったので、「ずっと祝日カレンダー」を作った。『今日はアルメニアで陸軍の日だからダラダラ仕事するかー』みたいに使ってください。 pic.twitter.com/Az2FIaQUAa
— Ken Kawamoto(ガリのほう) (@kenkawakenkenke) January 26, 2020