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【この記事のエキスパート】
フリーライター、小物王:納富 廉邦(のうとみ やすくに)
文化、飲食、メディア、ガジェット、雑貨、伝統芸能など、娯楽全般をフィールドに雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、講演などで活動する。
文具系、カバンなどの装身具、お茶、やかん、ガジェット、小説、落語などに関する著書もある。テレビ「マツコの知らない世界」ではボールペンの人、「嵐にしやがれ」ではシステム手帳の人として出演。
100年以上の歴史を持つ「PARKER(パーカー)」は、これまで数多くの筆記具を世に送り出してきました。高級ブランドのイメージがありますが、実は初心者が扱いやすいモデルから、愛好者を納得させる万年筆まで幅広い製品をそろえています。この記事では、パーカーの万年筆の選び方とおすすめ商品を紹介します。
パーカー万年筆の特徴と選び方
小物王の納富廉邦さんに、パーカー万年筆の選び方を教えていただきました。ポイントは以下です。
【1】グレードごとのシリーズ
【2】軸のデザイン
【3】ペン先の大きさ
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】グレードごとのシリーズ設定
【エキスパートのコメント】
パーカーの万年筆は、製品のグレードごとにテーマを持ったシリーズで構成されています。フラッグシップといえるのは「デュオフォールド」。数々の伝説を持つ通称ビッグレッドに始まるシリーズは、大きくてタフなペン先と華やかな軸色が特徴。ステータスを求める人、ハードに毎日使う人におすすめ。
「パーカー75」のイメージを受け継ぎ、よりエレガントにリニューアルした「プリミエ」は英国紳士を思わせるデザインと万年筆らしい書き味が特徴で、ビジネスユースに向いています。筆記具としてバランスのよい「ソネット」はコンパクトで扱いやすい万年筆。日常的に書く機会の多い女性におすすめです。
細身でスタイリッシュな「アーバン」は万年筆初心者におすすめ。スマートで丈夫なペン先の「IM」は、若い人へのギフトなどにおすすめします。
【2】軸のデザイン
パーカーらしい格子柄をはじめ、5色から選べる「ソネット プレミアム」。小振りの軸が手になじみやすく、長く使える万年筆です。
【エキスパートのコメント】
パーカーの万年筆は「デュオフォールド・ビッグレッド」の独特の赤の発色に代表されるように、ほかでは見られない軸の色やデザインに大きな特徴があります。
「デュオフォールド・アイボリー&ブラック」のしっとりした質感、「プリミエ・ブラックシズレ」の独特なストライプ、「アーバン」の軸とキャップとのバイカラー、「IM」の独特なクローム仕上げなど、華美になりすぎず、しかし個性はきちんと主張するデザインがそろっています。自分の個性をさりげなく表現するのに、パーカーの万年筆は最適ですので、じっくりと自分に合う色とデザインを選んでください。
【3】ペン先の大きさ
パーカーの名作「パーカー75」のコンセプトを引き継いだ逸品。
【エキスパートのコメント】
パーカーの万年筆は、ビッグレッドを飛行機から落として、その強度をアピールした伝説があるほど、タフにガシガシと書くのに向いた、実用的な製品が中心です。なので、大きめのペン先を持つ「デュオフォールド」や「プリミエ」も、筆圧が強い人でも安心して使えます。
ただし、かたいけれど、大きなペン先のタイプは紙への当たりはソフトで、筆圧を弱めて書くと、万年筆独特の滑るような書き味を楽しめます。線の強弱がほしい方には向きませんが、長時間書いて書き疲れしないので、大量に書く人には、パーカーの大きめのペン先のモデルがおすすめです。



