お笑い芸人のバカリズムが21日、東京・台場のフジテレビで行われた同局系単発バラエティ番組『ン年に一度!』(29日23:30~)の収録後に取材に応じ、タッグを組んだ新人アナウンサーを評価した。

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この番組は、数年に1回だけ起こる歴史的な瞬間を狙って世界中を奔走し、貴重な瞬間を映像だけでなくさまざな手法で紹介するというもの。バカリズムは「どのネタも面白くて、たぶん2本分くらい撮れてるんですよ。編集されるのがもったいないくらい、全部面白かったです」と手応えを語る。

ともにMCを務めるのは、これがバラエティ初MCという新人の藤本万梨乃アナウンサーだが、「本当に1年目というのが信じられないくらい落ち着いていた」と評価。「だいたい『今年1年目なんです』っていう方とご一緒すると、初々しさを全面的に出して、台本上でも1年目を押し出して、“新人なんで大目に見てくださいスタンス”がよくあるんですけど、そんなこともなく、本当に4~5年目くらいの貫禄でいろいろ助けてくださいました」と感謝すると、その場にいた藤本アナは「いっぱい褒めていただいたので、(記事に)いっぱい書いてください(笑)」とアピールし、バカリズムは「そのへんの切り返しですよね」と、あらためて舌を巻いていた。

演出を手掛けるのはフジテレビの竹内誠氏で、これまでタッグを組んできた『バカリズムのそこスルーする?』や『FNS27時間テレビ』では、バカリズムが大量のフリップネタを作成していた。しかし、今回はそれに比べて少ない数だったことから、「こんなんでいいんすか?って感じで、ちょくちょくスタッフさんにメールで『何かやらなきゃいけないこと言ってください』って言うくらい負担が少なくて、ただただ面白いVTRを見せてもらえるだけだったので、楽で申し訳なかったです(笑)」と心苦しい心境を吐露した。

また、年の瀬の放送となるが、今年を振り返って、「自分のキャリアの中で、一番(脚本を)たくさん書いた年なんですよ」と回想。「でも、バラエティと違って、ドラマとか映画って書いてから発表されたり放送されたりするまでの期間が結構長くて、来年とか再来年の話だったりするんですよ。だから、こんなに頑張ったのに、全然表に出ていないのがすごく悔しいですよね」と本音を明かし、今後多くの作品が日の目を見ることを予告した。