ホンダはSUV「ヴェゼル」に専用のカスタマイズパーツを装着し、熟練のエンジニアによるチューニングを施したコンプリートカー「Modulo X」(モデューロ エックス)を発売した。ガソリンエンジン搭載モデルは352万8,800円で、ハイブリッドモデルは前輪駆動(FF)が346万7,200円、4WDが361万7,900円だ。
専用装備を最初から装着、お買い得に
Modulo Xとは、専用のカスタマイズパーツを量産過程で装着するホンダのコンプリートカーブランド。2013年に「N-BOX」のModulo Xを発売し、その後は「N-ONE」「ステップワゴン」「フリード」「S660」と車種を拡大してきた。今回のヴェゼルは6モデル目。Modulo Xとしては初のSUVであり、4WDに取り組むのも今回が初めてだ。
ヴェゼルのModulo Xは、専用のフロントグリル、エアロバンパー、エアロロアーガーニッシュなどを装着。インテリアには専用のフロントスポーツシートをModulo Xとして初めて採用した。走行性能の面では、Moduloブランドが培ってきた「上質でしなやかな走り」を実現すべく、専用のサスペンションとエアロパーツを採用。直進・旋回において安定感のあるフラットな乗り心地を追及したという。
選べるのは、ガソリンエンジンを搭載する「ヴェゼル ツーリング Modulo X」とハイブリッドの「ヴェゼル ハイブリッド Modulo X」で、ハイブリッドにはFFと4WDがある。「ヴェゼル ツーリング」と「ヴェゼル ツーリング Modulo X」では、価格に57万2,000円の開きがあるが、「ヴェゼル ツーリング」にModulo Xのパーツを後付けで装着する場合は、工賃を含め価格差が81万円となるそう。つまり、最初からModulo Xを「買う」と、後からModulo Xに「する」よりも23万8,000円お買い得なのだ。