JR東日本は28日、インターネット予約サービス「えきねっと」のスマートフォン向けアプリとして、在来線チケットレスサービスに特化した「えきねっとアプリ」のAndroid版(Android OS 9.0以上)を11月30日にリリースすると発表した。iOS版については準備でき次第、配信する予定としている。

  • 「えきねっとアプリ」のアイコンイメージ(JR東日本提供)

「えきねっとアプリ」は、「えきねっとチケットレスサービス」対象の在来線特急列車の指定席が予約可能で、大人1名の利用限定となるため、通勤などのビジネス利用に向いている。対応列車は「あずさ」「かいじ」「富士回遊」「はちおうじ」「おうめ」「ひたち」「ときわ」「あかぎ」「スワローあかぎ」「成田エクスプレス」で、今後は新幹線予約への対応など、機能を順次アップデートする予定だという。

「えきねっとチケットレスサービス」は、スマートフォン・携帯電話から特急列車の指定席予約ができ、駅で特急券を受け取ることなくスムーズに乗車(別途に乗車券が必要)できる「えきねっと会員」限定のサービスであり、「えきねっとチケットレス割引」としてお得な料金で利用することができる。

  • 「えきねっとアプリ」のホーム画面イメージ(JR東日本提供)

「えきねっとアプリ」は、ログイン時にTouch ID(指紋認証)、Face ID(顔認証)といった生体認証が利用可能で、ホーム画面で次の乗車予定をひと目で確認できるといったスマートフォンアプリならではの機能を搭載。一度購入完了した予約は「マイシート」と呼ばれるお気に入り機能に最大20件まで登録でき、登録すると別の日に同じ列車の同じ座席をスムーズに予約できるほか、最大5日分の予約がまとめて行える。

「えきねっと」ならではの割引にも対応しているため、「えきねっとチケットレス割引」も適用される。なお、「えきねっとアプリ」では対象列車の乗車日1カ月前から予約できるが、「えきねっと」ウェブサイトで提供している最大2カ月分の事前受付が可能な「えきねっとチケットレスサービス事前受付サービス」は対象外となる。