江崎グリコは11月19日、「夫婦の会話量」に関する調査結果を発表した。調査は8月29日~9月1日、全国20代~60代の配偶者と同居している既婚者1,000名(男女各500名)を対象に、インターネットで行われた。
配偶者に対する満足度を聞いたところ、男性の満足度(とても満足+満足)は63.6%であるのに対し、女性は49.6%と夫婦間の温度差が浮き彫りに。特に、40代(男性64.0%、女性37.0%)で男女差が最も大きく、その差は27.0ptだった。
満足度が最も低い年代は、40代で50.5%。また、結婚期間別では「5年~20年未満」(49.7%)が最も低かったものの、いずれもその後は回復傾向を示していることから、40代が夫婦の曲がり角であることが伺えた。
男女間の温度差が浮き彫りとなったことから、「普段の生活で夫婦で一緒にいたいか」と尋ねたところ、「一緒に過ごしたい」(いつも一緒に+なるべく一緒に)と回答した人の割合は、夫88.2%、妻76.8%と、ここでも温度差が明らかに。
性年代別にみると、20代では男女ともに9割(男性92.0%、女性94.0%)が一緒に過ごしたいと答えており、男性はそれ以降も一緒に過ごしたい意向が高いままキープされているのに対し、女性は低下傾向を示し、50代では20ポイント(男性89.0%:女性68.0%)もの差がつく結果となった。
調査によると、夫婦円満には会話が不可欠と考えている人は、実に97.2%。夫婦の会話量について「足りている」と回答した人は、65.9%だった。
普段話す内容を聞くと、「子どもの近況」(48.0%)、「ニュース・流行」(45.0%)、「健康・病気」(40.9%)が上位に。一方、夫婦で話したい内容については、「子どもの近況」(50.3%)よりも、「休暇・旅行」(52.9%)や「夫婦2人の将来」(52.3%)が上位にあがった。
夫婦で話したい内容の男女差が大きい項目をみると、「お互いの親の話」(夫18.8%:妻32.2% 13.4pt差)、「ニュース・流行の話」(夫43.2%:妻56.2% 13.0pt差)、「自身の近況」(夫41.4%:妻53.4%12.0pt差)、「健康・病気の話」(夫41.6%:妻53.2 11.6pt差)、「休暇についての話」(夫39.6%:妻50.6% 11.0pt差)などが上位に並んだ。