コロワイドグループのかっぱ寿司は、11月22日から28日までの1週間限定でクエを全国のかっぱ寿司店舗にて販売する。今回販売に先駆け、都内で行われた試食会に参加してきた。幻の高級魚クエの寿司の魅力をレポートしよう。

  • かっぱ寿司でクエが一週間限定で販売される

    かっぱ寿司でクエが一週間限定で販売される

冬の魚の王様「クエ」

11月から旬を迎えるクエは、その希少性の高さから「冬の魚の王様」とも呼ばれている。高級魚として知られ、鍋で食べるとホクホクとした身と脂の乗ったうまみからフグよりおいしいといわれることもあるそうだ。クエは市場に出回る機会が少ないため、料亭や産地などで食べられており、一般家庭の食卓に並ぶことはあまりないだろう。

今回かっぱ寿司では初めてクエの寿司を販売する。構想から販売まで1年を要し、産地や生産者を探すところから始めたそうだ。今回販売されるクエは、産地として有名な愛媛県産。4年かけて育て上げられた、クセのないしっかりとした身質のものが提供されるという。

注目のクエは炙りも登場

それでは気になるクエの寿司をご紹介しよう。販売されるのはクエとクエ炙りの2種類。

  • 「愛媛県産 クエ」(税別300円)

    「愛媛県産 クエ」(税別300円)

「愛媛県産 クエ」(税別300円)は、弾力ある食感と淡泊ながらも上品な脂がしっかりと乗っていて、噛みしめるとクエのうまみを堪能できる一皿。薬味として添えられているもみじおろしやねぎ、大葉と合わせて食べるとクエの脂のうまみや繊細な甘みを引き立たせてくれる。

  • 「愛媛県産 クエ炙り」(税別300円)

    「愛媛県産 クエ炙り」(税別300円)

「愛媛県産 クエ炙り」(税別300円)は、クエを店内にて直火で炙った一皿。炙られた身は香ばしさがあり、柔らかくもぷりっとした歯ごたえのある食感にアクセントを与えている。上品な味わいをそのままに堪能するのはもちろん、こちらも添えられている薬味と合わせて食べるとさらに味わいが増すだろう。

食べられるのは1週間だけ

普段なかなか口にする機会のないクエ。透明感のある見た目とプリプリとした食感、そして少しさっぱりしながらも食べるほど深まるうまみは、高級魚と呼ばれるのも納得の味わいだった。料亭ならもっと高い価格で提供されそうなネタが300円(税別)で食べられるというから驚きだ。

11月22日から28日までの期間限定で販売されるクエはなくなり次第終了となる。気になる方は早めにチェックしておくことをおすすめしたい。