東京メトロは28日、明治通り上空に移設する工事を進めている銀座線渋谷駅に関して、12月27日夜から線路切替・ホーム移設工事を実施し、移設工事後の2020年1月3日始発から新駅舎の供用を開始すると発表した。

  • 銀座線渋谷駅新駅舎のホームイメージ

  • 銀座線渋谷駅新駅舎の外観イメージ

銀座線渋谷駅は2009年以降、渋谷駅街区基盤整備に合わせて駅移設工事を進めており、3回目となる線路切替工事・ホーム移設工事を2019年12月27日夜から2020年1月3日早朝にかけて実施。工事後の1月3日始発から新駅舎の供用を開始する。なお、事情により工事期間が2019年12月28日から2020年1月4日までに変更となることもあり、その場合は1月4日始発から新駅舎の供用を開始する。

新駅舎は明治通り上空・渋谷駅東口駅前広場正面という渋谷のメインエリアに位置し、変化し続ける渋谷の近未来的な要素を取り入れつつ、地上から見上げたときに駅舎の圧迫感を感じさせない外観に。内観は屋根をM型アーチ構造にすることで、柱のない広々としたホーム空間に。駅舎内の仕上げは白で統一し、明るい空間を演出する。

  • 銀座線渋谷駅新駅舎の明治通り側出入口イメージ

  • 銀座線渋谷駅新駅舎の明治通り側コンコースイメージ

新駅舎のホーム幅は約12m(現行ホームは約6m)に拡幅され、明治通り側の2階に多機能トイレ・一般トイレを設置し、バリアフリールートとして渋谷スクランブルスクエア東棟のエレベーターを備える。供用開始後、2020年度内にホームドアの設置、銀座線のホームから地上までのエレベーター設置、ホーム上に一般トイレを整備する。

なお、線路切替・ホーム移設工事期間中の12月28日始発から1月2日終車まで、銀座線は表参道~青山一丁目駅間、溜池山王~浅草駅間で折返し運転を実施する。