• 『怒られ履歴書』(フジテレビ系、10月9日21:00~22:48)
    スタジオに登場する有名人たちが人生で記憶に残る“怒られた経験”を年表にまとめた「怒られ履歴書」を公開。今回は、アンミカ、IKKO、出川哲朗、長嶋一茂が「何があって怒られたのか?」「怒られて、どう成長したのか?」というエピソードを明かしていく。
    (C)フジテレビ

MCに内村を起用したのは「あえて“怒る”というイメージから一番遠い人がMCをやることによって、化学反応が起こるんじゃないかというところです。怒られたエピソードを聞くMCが厳しいことを言いそうな人だと、逃げ場がない感じがしますし(笑)」と、まさに“理想の上司No.1”の適任。

タッグを組む川口は、フジテレビバラエティ初MCで、意外性を狙ってのキャスティングだが、「昔、内村さんが監督した映画(『『ボクたちの交換日記』13年公開)に出演していたこともあって、オファーしたら『内村さんだったらぜひ出たい』と受けてくれました。本当に内村さんがつないでくださった縁だったんですが、あそこまで強い人だとは思いませんでした(笑)」と、予想以上に弾けっぷりを見せていた。

怒られエピソードの再現VTRは、本人に微妙に似てる役者が登場したり、双子役にシュールな演出をしたりと、こちらも見どころ。「内村さんは『スカッとジャパン』や『THE突破ファイル』をやっているので、しょぼい再現VTRを見せるわけにはいかないというプレッシャーがありました。内村さんファンの視聴者にもつまらないと思われないように、さまざまな工夫を凝らして作っています」と強調する。

■“怒る”ことの大切さを伝える

最近は「パワハラ」という言葉があるせいか、怒ることを躊躇(ちゅうちょ)する人も多い。そんな風潮の中で、赤池氏は「“怒る”という行為は、大切だと思ってるんです」と力説。

「例えば部下がミスした時に、自分に迷惑がかからなければ無視しちゃえば楽じゃないですか。でも、怒るという行動はすごく労力を使うのに、それを押してあえて注意してくれるわけですよね。歳を重ねてその重要さに気づき、感謝できるようになりました。もちろん、殴ったり、過剰に追い詰めるようなことを言ったらダメですが、『パワハラ』という言葉が拡大解釈されて一人歩きしていくことによって、本来必要なコミュニケーションまでが削がれてしまうような気がするんです」との考えを示した上で、「だから、バラエティであるこの番組で笑いのオブラートに包むことによって、『怒られるっていうことも大切だな』『パワハラと怒られることは別物なんだ』と受け止めてもらえたら、うれしいですね」と期待を述べている。