インターノウスは10月3日、35歳以下のエンジニアを対象とした「2019年度 若手エンジニアのキャリア調査」の結果を発表した。調査期間は2019年8月20~28日、有効回答は17歳~35歳のエンジニア101人。
将来のキャリアについて尋ねると、90%が「エンジニアとして働き続けたい」と回答し、生涯エンジニアを希望する人が多い結果となった。目指すキャリア像について聞くと、1位「技術スペシャリスト」(56%)、2位「CTO・PMなどマネジメント層」(24%)、3位「ITコンサル」(15%)と、技術志向が約6割を占め、キャリアアップやキャリアの幅を広げたいと考える人は少ないことがわかった。
理想の働き方は、「正社員」が73%に上り、このうち「正社員(リモートワーク)」が39%とやや多く、「正社員(通常勤務)」は34%。他方、「フリーランス」は25%となった。リモートワークを希望する理由としては、「通勤時間短縮」「家庭との両立」「事務手続きは会社対応」など、通常勤務の正社員とフリーランスが持つデメリットを補填する内容があげられた。
副業状況を調べると、「副業をしている」が13%と、全国の副業率4%の約3倍。主な副業は、1位「講師」「投資」、3位「YouTuber」「ウェブコンテンツなどの制作や開発」、5位「アフィリエイト」「ブログ運営」。副業による収入(1カ月)は、「1~3万円」が最も多く、次いで「10万円以上」となった。
休暇中に旅先などで仕事をするワーケーションという働き方については、「興味はある」が72%。「既にしたことがある」が4%と、新しい働き方への関心が高いことがわかった。