JR九州は9月30日、指宿枕崎線の一部駅に「スマートサポートステーション」を導入し、2020年春から新しい駅サービスの提供を検討していると発表した。導入にあたり、2020年2月から一部駅に機器を設置しての試験導入が行われる。
「スマートサポートステーション」は、防犯カメラやインターホンなどを駅に設置し、始発列車から最終列車までの間、専属のオペレーターがカメラを通じて利用者の安全を見守り、案内等を実施する無人駅となる。
常駐駅係員に代わってサポートスタッフが現地に赴き、介助が必要な利用者の列車への乗降を手伝うほか、1日1回以上の巡回・清掃等も行い、引き続き安心して駅を利用してもらえるように努めていくという。
「スマートサポートステーション」では、おもな駅設備として防犯カメラ・インターホン・自動券売機・IC改札機・係員対応精算機・列車接近放送装置を設置。指宿枕崎線では2020年2月に谷山駅・慈眼寺駅で試験導入し、2020年5月から郡元駅・南鹿児島駅・宇宿駅・谷山駅・慈眼寺駅・坂之上駅・五位野駅・平川駅・瀬々串駅・中名駅・喜入駅への導入を予定している。なお、谷山駅・慈眼寺駅では試験導入の際、駅係員らによる利用方法の案内や、要望の聞き入れが行われる。