JR貨物は11月30日に予定している横浜羽沢駅(横浜市神奈川区羽沢町)リニューアル開業について、詳細が決定したと発表した。

  • 横浜羽沢駅の改良後の構内状況

今回、リニューアル開業後のおもなサービス改善として、列車本数の増加、コンテナホームの拡張、輸送障害発生時の対応能力向上が発表された。

要望の強い深夜の集貨が可能な北海道行・九州行の列車を各1本増加するとともに、既存の列車についてもE&S方式(着発線荷役方式)となることで発列車の貨物を引き受ける締切時刻の繰下げや、到着列車の貨物の引渡しを行う時刻の繰上げを実施。利便性が向上するだけでなく、需要に応じて輸送力を柔軟に調整することも可能となる。

また、コンテナホームの拡張により、これまで最大14両対応だった荷役線は26両まで荷役が可能となり、取扱能力が向上する。E&S方式の導入で輸送障害発生時の対応能力も向上し、輸送障害時における急送品の迅速な取卸しが可能となる。列車の発着可能な線路が現行の3線から7線増設されることにより、列車運転計画の変更も柔軟になるなど、異常時対応能力が向上するという。