アルファコーポレーションはこのほど、「過去の子育てについての振り返りと意識調査」の結果を明らかにした。同調査は8月23日~26日、中学生~成人未満の子どもを持つ母1,147人を対象にインターネットで実施したもの。
子どもの教育の中で、心配・不安を感じたことはあるか尋ねたところ、42.0%が「時々感じることがあった」、37.8%が「とても感じた」、11.8%が「なんとなく感じた」と答えた。「感じたことはなかった」は、8.4%に留まり、多くが心配や不安を感じていたことがわかった。
子どもに対して、何が心配・不安になったか聞くと、「学習能力(読み書きや計算)」(57.0%)が最も多かった。「コミュニケーション(会話)」(49.3%)、「日常生活(起きる・片づける)」(49.1%)、「理解力(自分で考える)」(43.8%)も多くなっている。
「勉強学習」に対して心配・不安に思ったことは何か尋ねると、1位は「テストなどの点数」(30.1%)で、2位は「文章の読み書きが苦手」(25.7%)、3位は「図やグラフの把握が苦手」(14.3%)だった。
「勉強学習」で心配・不安に感じたのは子どもがどの段階のときであったか尋ねたところ、53.0%が「中学生未満」と答えた。その中でも小学校1年生の割合が一番多い。対策を始めた時期について聞くと、「中学生以上」(47.4%)が最も多く、心配・不安を感じてから対策を始める人が多いことがわかった。
「能力」に対して心配・不安に思ったことは何か聞くと、最多回答は「言われないと動かない」(28.2%)で、「片づけることが苦手」(25.0%)、「言うことを聞かない」(15.5%)が続いた。
「能力」で心配・不安に感じたことの対策は、いつから始めたか尋ねると、68.8%が「中学生未満」と答えた。その中でも特に小学校1年生が多い。この対策も、心配・不安を感じてから対策を始めた人が多いことがわかった。
勉強学習と能力に対して、それぞれどのような対策を行ったか尋ねたところ、「子どもと話して自主性に任せた」が、勉強学習面では50.8%、能力では73.6%と最も多かった。
子育てを振り返り、勉強学習と能力のどちらが重要だと感じたか聞くと、「勉強学習」(39.6%)よりも、「能力」(60.4%)の方が多かった。