サムライトは8月29日、「就職・転職活動時における求職者の情報収集方法に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2019年7月8~10日、有効回答は20~30代の個人400人。

  • 転職活動をする際、企業が発信している情報のうち、どんな情報に注目しましたか?

    転職活動をする際、企業が発信している情報のうち、どんな情報に注目しましたか?

就職活動をする際、企業が発信している情報のうちどんなものに注目したかを新卒者に尋ねると、「給与・福利厚生」(50.0%)がトップ。次いで「業務のイメージ」(39.7%)、「労働環境」(32.5%)と仕事に関連する内容が続き、同調査では「新卒の求職者たちは、『会社で働くイメージ』をより具体的に持ちたいという人が多い」と推測している。

一方、中途求職者が注目する情報は、1位「給与・福利厚生」(48.7%)、2位「労働環境」(43.7%)、4位「業務のイメージ」(41.6%)と、新卒とほぼ同様の傾向がみられたものの、3位に「社風・カルチャー」(43.7%)がランクインした点が目立った。また「経営状況・財務状況」(中途求職者32.0%、新卒11.1%)など、この他すべての項目で新卒より10~20%程度多くなっており、同調査では「企業が発信するさまざまな情報を元に総合的に判断したいと考える中途求職者が多い」と分析している。

今後転職活動をする際、情報が充実していたら嬉しい媒体はあるか聞くと、「採用サイト」(37.8%)が最も多く、次いで「口コミサイト」(36.8%)、「求人媒体」(29.1%)との順に。企業が管理できる情報発信源では、「企業ブログ・オウンドメディア」(24.8%)が「コーポレイトサイト」(18.0%)を上回る結果となった。