女優の高畑充希が、10月スタートの日本テレビ系ドラマ『同期のサクラ』(毎週水曜22:00~)で主演を務めることが5日、分かった。脚本・遊川和彦、演出・明石広人&南雲聖一、プロデュース・大平太という高畑主演『過保護のカホコ』のチームが再集結する。
高畑が演じるのは、過疎の離島で育ち、「故郷の島に橋を架ける!」という夢のためにはどんな障害にも自分を曲げない、忖度できない主人公・サクラ。2009年春にスーパーゼネコンの最大手・花村建設に入社してからの10年間を、1話ごとに1年ずつ描いていく。
高畑は「『変わっていくことが大人になること』って言われがちですが、『大人になるって何なんだろう?』『変わらないって何だろう?』『変わるって何だろう?』というのを繊細に描いていければと思っています。今回は、『過保護のカホコ』でご一緒した信頼できる方々と、またご一緒させていただくことができて大変光栄です。よく知っているチームの皆さんとやるからこそ、新たに『飛び込んでいく勇気』をもって、ドラマを作っていけたらいいなと思います」とコメント。
また、「私にとってもサクラは、新しい挑戦の連続になると思うので、不安も恐怖もありますが、みんなで絶対に面白い作品にしようという気持ち満々で取り組んでおりますので、ぜひ楽しみにしていただければうれしいです」と呼びかけた。
遊川氏は「このドラマは、人の成長を描くドラマですが、人は一体いつ『大人』になるのでしょうか? 『大人』になるとは何なのでしょうか? この主人公は周囲の声など気にせず、10年間変わらない。そんな人間がどうなっていくのか? そんな人間がいて欲しいという思いを込めて、作っていきたいと思います」とコメント。
大平プロデューサーは「50歳を過ぎても、つい『忖度』してしまう自戒の念を込めてドラマを作りたいと思います。『小さな巨人』の10年間の記録を目撃していただけたら幸いです」と話している。