現在テレビ朝日系全国ネットで放送されている特撮テレビドラマ『騎士竜戦隊リュウソウジャー』が、劇場版となって7月26日より全国劇場にて公開されている。タイトルは『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』。テレビでは現代の地球を狙う邪悪なドルイドンと戦っているリュウソウジャーだが、今回の舞台は現代からはるか6500万年も昔の恐竜時代となる。リュウソウジャーたちが時空を超えていかなる戦いを繰り広げるのか、そして地球を襲う超巨大隕石の脅威に対しどのように立ち向かっていくのか、その活躍が大いに期待されている。
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小原唯和(おばら・ゆいと)。2002年生まれ、島根県出身。2015年にジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリストになったのがきっかけで芸能界入り。2017年のテレビドラマ『あなたのことはそれほど』で俳優デビュー後、『相棒16 元日スペシャル』(2018年)『ジグナル 長期未解決事件捜査班』(2018年)などのテレビドラマ、『花は咲くか』(2018年)『OVER DRIVE』(2018年)『愛唄‐約束のナクヒト‐』(2019年)といった映画作品、『湘南ゼミナール』『モンスターストライク』などのCMに出演する。撮影:宮川朋久
単独インタビュー今回は、リュウソウグリーン/トワを演じる小原唯和が登場。メンバー最年少であり、はじけるような若さと情熱でドルイドンとの戦いに挑んでいるトワの演技に込めた思いや、劇場版にかける強い意気込み、そしてトワの兄であるリュウソウブラック/バンバを演じる岸田タツヤをはじめとする、仲間同士のチームワークについて、大いに語ってもらった。
――今年(2019年)2月に製作発表会見があり、それから5か月もの月日が流れました。撮影開始からするとおよそ半年ということですが、年齢が若く、短い期間でいろいろなことを吸収して変わっていくことのできる小原さんに、この半年の間でどんなことが変化したかをお尋ねしてみたいです。
自分の演じている役についての考え方が変わったと思います。どんな状況でも、トワだったらどうするのか?みたいなことを考えるようになりました。最初のころは、自分をトワというキャラクターに"寄せていく"方向でお芝居をしていたんですが、今はトワならこういう動きをするな、というのが先にわかってくるというか、役が自分に染みついてきたと実感することができるんです。あと……みんなから「顔が変わったね」と言われるようになりました。自分ではわからないんですけれど(笑)。
――それは『リュウソウジャー』の撮影をこなしていくうちに、だんだんとたくましさが増していったということでしょうか。
そうかもしれません。しっかりした顔つきになったと言われますから……。
――トワの兄・バンバの岸田タツヤさんも、今の小原さんの年齢だったらいろいろなものを吸収して、どんどん変化していく時期だとおっしゃっていました。
自分の顔は毎日鏡で見ているものですから、どう変わったのかは客観視できないですけれどね。特に食事とかが変わったわけではないです。生活リズムは変えないよう気をつけていますから。
――すでに演技経験があり、テレビドラマへの出演もされている小原さんですが、特撮ヒーローという役柄を演じるにあたって、なにかお手本にされた"ヒーロー"像というのはありましたか?
自分の中の"ヒーロー"は"兄"なんです。
――トワがバンバに憧れているように、実際の小原さんにもお兄さんがいらっしゃるんですね。
そうです。幼いころから2歳上の兄に憧れて育ってきました。兄は昔から人に愛されるというか、人が自然に寄ってくるような人柄で、すごくカッコいいなあと思っています。僕とは何か持っているものが違うんじゃないか、なんて思うくらいに、人を惹きつける魅力を備えているんです。僕が悪と戦うヒーローを演じるにあたっては、兄のようにたくさんの人から愛される存在になりたいと思って、努力を続けています。
――役柄としての兄・バンバも弟のトワをとても大事に思って、常に行動を共にしていますね。兄を尊敬し、素直な性格だというトワの"弟キャラ"は、小原さんのパーソナリティがそのまま役に反映されている感じですね。
やはり、役の上でも兄がしっかりしていますからね(笑)。岸田さん自身もすごく頼りになる方ですし、岸田さんが僕(トワ)を弟として優しく接してくれますから、自然とトワとバンバの"兄弟感"はうまく出ていると思っています。コンビで行動することがほとんどですし、一緒にお芝居でかけあいをすることが多いので、岸田さんと「兄弟としてこういう風な演技をしていこう」という話をしながら、現場に臨んでいます。
――まず『リュウソウジャー』の放送前となる『4週連続スペシャル スーパー戦隊最強バトル!!』でリュウソウブラックとリュウソウグリーンとして登場し、『リュウソウジャー』本編には第3話から本格的に活躍しはじめるトワとバンバですが、基本はコウ、メルト、アスナの幼なじみトリオとは別行動で、兄弟が独自にドルイドンの手がかりを追っている印象ですね。
そうなんです。登場したばかりのエピソードではコウとトワがお互い張り合ったりしていましたが、メルトやアスナとはまだそんなに言葉をかわすシーンが多くなかったんですよね。でも、今後は同じリュウソウジャーですから、兄さん(バンバ)やコウ以外ともいろいろ絡んでいくエピソードがあるんじゃないかと思います。新戦士のリュウソウゴールド/カナロもやってきましたから、みんなとトワがどんどん絡んでいくようになっていきたいです。コウとはもうすっかり仲良しになりましたので、第3、4話でのお互いにいがみあうシーンの写真を見ると、なんだか懐かしく思えてきます(笑)。
――メルトとコウは第8話「奇跡の歌声」でワイズルーを欺く作戦が成功した際、笑顔でハイタッチを交わすのがとても印象に残りました。
あれは、自分としても"熱い"シーンでした。コウと火花バチバチだった対立があった上での、このハイタッチですからね。撮影したときは、コウと仲良くなって……みたいなことは意識せず、お話の流れで自然に出てきた動きだったのですが、コウ、メルト、アスナの3人とトワが打ち解けている、ということを表すよいシーンになっていると思います。
――小原さんがトワを演じるにあたって、これだけは外せないという"芯"の部分というのはどういったものでしょうか。
バンバ以外の3人よりも、自分のほうが強いと思っているところですね。コウ、メルト、アスナよりもずっと、バンバと共に戦闘の経験を積んできているという背景がありますから、自分がちょっと"上"の位置にいるんだと思っている部分を、常に意識して演じています。具体的には、ちょっと生意気に見られてもいいような、あまりおとなしくなりすぎないように気をつけています。
――リュウソウジャーの5人は、みなそれぞれ演じられる方たちとは性格が違っている、とうかがいましたが、小原さんも同じ気持ちですか?
そうですね! 最初、トワの役を聞いたときには驚きました。僕自身は大人しいタイプで、トワに通じる部分がぜんぜんないな……なんて思っていましたから。トワのように、何事も自信があって、生意気で、みたいなところが僕にはないんです。「うわあ、こういうキャラなのか~」と思いましたね。でも、だからこそ役の演じがいがあるといいますか、演じるのが楽しいです。仲間とのポジション的にもとてもいいキャラなので、ありがたいなと思っています。