エアトリは8月1日、「旅行先での病気・ケガ」に関する調査結果を発表した。調査期間は2019年7月18~21日、有効回答は20~70代の個人1,135人。

  • 現地での治療費はいくらかかりましたか?

    現地での治療費はいくらかかりましたか?

海外旅行に行ったことがある人に、海外旅行に行く際に病気やケガに対する事前準備をするか尋ねると、過半数の57.6%が「いつもしている」と回答。「場所や日数によってしている」は30.6%、「したことはない」は約9人に1人にあたる11.8%となった。

事前準備の内容については、「使い慣れた薬を持参する」(80.7%)、「保険に入る」(70.7%)などは多かった一方、「渡航先の感染症流行情報を確認する」(34.3%)、「出発前に予防接種を受ける」(11.8%)は少なく、特に「病院の場所を調べる」は7.6%にとどまった。

事前準備をしない理由を聞くと、「自分は大丈夫だと思っている」が36.4%と最多。次いで「お金をかけたくない」が25.0%、「考えたことがなかった」が18.9%と続き、「ケガや病気をするかもしれない」という意識の低さが目立つ結果となった。

海外旅行中に病気/ケガをしたことがある人は35.2%。病気/ケガの種類は、1位「風邪」(44.0%)、2位「食中毒」(26.2%)、3位「切り傷による出血」(16.8%)、4位「ストレス性の胃痛・下痢」(16.5%)、5位「原因不明の体調不良」(16.0%)となった。

現地での治療費は「1万円未満」が50.9%、「1万円以上10万円未満」が31.6%と、計82.5%が「10万円未満」に収まっていた。一方、2割弱が「10万円以上」支払っており、高額の「90万円以上100万円未満」は1.3%、「100万円以上」は3.1%、最高金額は「500万円」だった。