共働きのママ・パパなら、特にお世話になっている人も多いであろう「ベビーフード」。その老舗ブランド和光堂の新シリーズ「WAKODO GLOBAL」が9月2日、アサヒグループ食品から発売される。"プレミアムライン"とする同商品は、従来のパウチ商品に比べて倍近くの価格帯で販売される予定とのこと。一体何がプレミアムなの?

  • 「WAKODO GLOBAL」は7品の展開

    「WAKODO GLOBAL」は7品の展開

国産食材30種を体験できる

「WAKODO GLOBAL」は、全商品で30種の食材を体験でき、離乳食期にさまざまな味を学ぶことで、味覚を広げるサポートをしてくれるというベビーフードのプレミアムライン。7カ月頃から、9カ月頃から、12カ月頃からの3つの発育ステージに合わせて、7品をラインナップしている。

肉・野菜は国産、お米はコシヒカリ、うどんは讃岐うどんを使用するなど、原材料にこだわっているのが特徴だ。

さらに和光堂ベビーフードとしては初となる鉄・カルシウムを配合。魚メニューはDHA、すべてではないが、ビタミンDを配合した商品などもある。

  • 左から時計回りに「しらすとたらのとろふわ雑炊」、「鶏肉のけんちんうどん」m「豚肉と緑黄色野菜のグラタン(レバー入り)」、「まぐろときのこのまぜごはん」、価格はすべて税別200円

    左から時計回りに「しらすとたらのとろふわ雑炊」、「鶏肉のけんちんうどん」、「豚肉と緑黄色野菜のグラタン(レバー入り)」、「まぐろときのこのまぜごはん」、価格はすべて税別200円

  • 左から「いわしと根菜の炊き込みごはん」、「ゴロゴロ野菜のビーフカレーライス」、「鯛と豆腐のみそ煮込みうどん」、価格はすべて税別200円

    左から「いわしと根菜の炊き込みごはん」、「ゴロゴロ野菜のビーフカレーライス」、「鯛と豆腐のみそ煮込みうどん」、価格はすべて税別200円

五感の刺激により脳を健やかに育てる

アサヒグループ食品の首藤美佳さん(ベビー&ヘルスケア事業本部、ベビー&ヘルスケアマーケティング部 副部長)によれば、同商品は、脳をバランスよく健やかに育てるために大切な「五感の刺激」をコンセプトとして、開発が進められたという。

小児科医で発達脳科学者の成田奈緒子先生が監修しており、メニュー作りにあたっては、「味覚: 多くの食材を体験」、「聴覚: 食事中の語りかけ」、「嗅覚: 素材を活かした風味」、「視覚: 3色以上の食材」、「触覚: 心地よい舌触り」を追求した。

商品では補えない五感の刺激、育脳についての情報は、同社ホームページで詳しく紹介。パッケージに表示されたQRコードを読み込むと、食事中の語りかけ方法を伝える動画が開く、という仕掛けもある。

家事より子どものために時間を割きたいパパ・ママへ

同社の調査によれば、子育て中の女性には「家事にかける時間を減らし、子どもと過ごす時間を増やしたい」「家庭で作っている離乳食の栄養バランスが気になる」といった悩みがあるとのこと。

ベビーフードの利用率は子どもと向き合う時間が短いと思われるフルタイム勤務の人ほど高い傾向にあり、こういった層に展開していきたいとしている。

筆者も1歳の娘を育てる新米ワーママだが、準備から後片付けまで、何かと時間や手間がかかる離乳食の時間は、スムーズに行かずイライラしたり、何かの作業の片手間に進めてしまったりすることも多い。

さっとお皿にあけて与えられるプレミアムなベビーフード。心に余裕が生まれることで、素材や献立はさることながら、娘との食事の時間もプレミアムにしてくれそうだ。