京阪ホールディングスと京阪電気鉄道は19日、「京阪電車×響け! ユーフォニアム 2019」の開催延期について発表した。アニメ『響け! ユーフォニアム』とのコラボレーション企画は7月20日から順次行われる予定だった。

  • 「京阪電車×響け! ユーフォニアム 2019」が開催延期に(写真は宇治線の電車)

『響け! ユーフォニアム』は武田綾乃氏の原作小説をもとに、京都アニメーションの制作でアニメ化。2015年4月に第1期、2016年10月に第2期のテレビ放送が行われ、劇場版も公開されている。京都府宇治市を舞台に、高校の吹奏楽部員たちの青春を綴った物語で、宇治市の名所・行事や宇治線の電車・駅も描かれた。今年6月に「『響け! ユーフォニアム』久美子3年生編」の制作も発表されていたという。

京阪ホールディングスと京阪電気鉄道によるコラボレーション企画では、作品の舞台となった場所を巡る際に便利な「舞台めぐりMAP」の配布、ARキャラクターと写真撮影できるスマートフォンアプリ「舞台めぐり」を利用したデジタルスタンプラリーなど実施する予定だった。大津線で運行中のラッピング電車の運行期間を延長するほか、記念ヘッドマークを掲出し、記念乗車券4種類も新たに販売予定とされていた。

両社は7月18日に発生した京都アニメーションの火災を受け、「お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、お怪我をされた方ならびに関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます」と発表。「京阪電車×響け! ユーフォニアム 2019」の開催は延期とし、「実施の際は改めてお知らせいたします」と説明している。