住友商事と総合車両製作所は16日、フィリピン共和国運輸省から南北通勤鉄道事業フェーズ1の車両納入パッケージCP03(南北通勤鉄道向け鉄道車両104両納入プロジェクト)を受注したと発表した。

  • フィリピン南北通勤鉄道向け鉄道車両完成イメージ

  • フィリピン南北通勤鉄道路線図

両社が受注したのは、マニラ首都圏と周辺都市を南北に結ぶ「南北通勤鉄道計画」のうち、マニラ市ツツバンと北方のブラカン州マロロス区間約38kmを走る鉄道車両104両(8両編成×13編成)の設計と製造など。契約金額は約250億円で、2023年2月に全車両をフィリピン運輸省に引き渡す。国内外で多数の納入実績を持つ総合車両製作所の次世代ステンレス車両ブランド「sustina」として納入する。

その他、製品保証や予備品・特殊工具の納品、運転シミュレーターの納入、従業員トレーニングなども一括して受注している。