東京都交通局は新海誠監督の新作映画『天気の子』(7月19日公開)とタイアップした都営バスの利用促進キャンペーンを開始した。同作品の主人公・帆高が都営バスに乗る劇中のシーンを活用したポスターや動画などを通し、都営バスの魅力を発信する。
このキャンペーンは、天気をテーマにした同作品と、都営バスの持つ雨の日の利便性を組み合わせ、都営バスに乗れば雨の日でも東京を楽しめることを伝える目的があり、これを端的に表現した『雨の日は、都バスで』のキャッチフレーズで展開する。
各所で掲出を開始したキャンペーンポスターは、劇中で描かれる都営バスのシーンをもとに新たに描き起こしたデザイン。都営バスや都営地下鉄などの車内と各駅・営業所に掲出するほか、都営大江戸線新宿駅と都営浅草線新橋駅では「駅ジャック広告」として展開。都営大江戸線では7月22日まで、車内広告をキャンペーンポスターや劇中カットで独占した「メディアライナー」を運行する。
劇中に登場する都営バスのシーンを編集したキャンペーン動画も作成。「雨が降っても、どこへでも行ける。傘がなくても、東京は楽しめる」で始まるキャンペーンのコンセプトを帆高役の醍醐虎汰朗さんがナレーションするほか、RADWIMPSが歌う主題歌「愛にできることはまだあるかい」も使用し、映画とのタイアップを前面に押し出した。交通局ウェブサイト内に開設したキャンペーン特設ページにて、7月下旬に公開する予定で、8月5日から都営地下鉄や都営バス車内のサイネージで放映する。
『天気の子』のラッピングバスも登場。9月30日まで計3台で都内各地を走行する。このうち、渋谷駅と新橋駅を結ぶ都01系統では、車内広告をすべてタイアップポスターや劇中場面カットで独占する。