睡眠を改善するGPSウォッチ「Polar Ignite」とは?

ポラール・エレクトロ・ジャパンは6月26日、トレーニングログや睡眠データを活用し、睡眠改善につながるエクササイズが行えるGPSフィットネスウォッチ「Polar Ignite」(ポラール・イグナイト)を発表した。現代人の悩みの1つである“睡眠”をフックとして、スポーツに親しむ人はもちろん普段あまり運動を行わない人にも、フィットネスウォッチの普及を図る。

効率的なトレーニングと睡眠改善をサポートする「Polar Ignite」

睡眠をモニタリングし睡眠スコアを算出

「Polar Ignite」は、厚さ8.45mmのスリムデザイン、35gの軽量設計、30mの防水性能(WR30)、最大5日間のバッテリー持続時間(24時間心拍計測の場合)によって、常に身につけられるGPS内蔵フィットネスウォッチ。ブラック、ホワイト、イエローのカラーバリエーションが展開され、ブラックおよびホワイトはSとM/Lの2サイズ、イエローはM/Lの1サイズが販売される。販売開始は7月下旬ごろを予定しており、価格は2万7800円(税別)。

ブラック、ホワイト、イエローの3色をラインアップ

ボタンは1つのみで主な操作はウォッチフェイスをタッチして行う

ランニングやウォーキング、スイミングなどのマルチスポーツ対応プログラム、心拍ゾーンや消費カロリーといったフィットネストラッカーに加え、今回新たに｢Polar Precision Primeセンサー｣を背面に内蔵。「Sleep Plus Stages」によって睡眠の質をスコアとして確認できる。

背面に光学センサー｢Polar Precision Primeセンサー｣を搭載

従来の「POLAR VANTEGE V」や「POLAR M200」といった製品でも睡眠計測は提供されてきたが、「Sleep Plus Stages」では眠りの深さやサイクル、睡眠ステージごとの時間や呼吸数をもとにSleep Score(睡眠スコア)を“1～100”の値で算出する機能などが追加されている。

従来の「Sleep Plus」に心拍計測を追加し睡眠スコアを算出する「Sleep Plus Stages」

就寝～起床時間や平均睡眠時間、実際の睡眠時間などを計測可能

計測された睡眠データと身体データをもとに分析を行い、身体・メンタルの回復状態を「Nightly Recharge」示す機能も備える。Nightly Rechargeは“非常に良い～非常に悪い”の6段階で評価され、評価が低い場合はトレーニングガイドの内容も強度が低いものへと変更されるという。さらに、深い呼吸によってストレスを和らげるエクササイズを行う「Serene 呼吸エクササイズ」も搭載。身体的・精神的にリラックスした状態作りを支援する。

身体・メンタルの回復状態を6段階で評価する「Nightly Recharge」(※表記はすべて日本語化予定)

ポラール・エレクトロ・ジャパンの園部英生代表取締役社長は「1977年、ポラールは外でトレーニングをする人をサポートするために、スポーツ用の心拍数計を発売しました。現在はトレーニング、そして生活行動をサポートするデバイスも開発しています。今回の『Polar Ignite』はこういった活動の象徴となるデバイスとなっていると思います」と製品に関する意気込みを語った。