新生銀行はこのほど、「2019年サラリーマンのお小遣い調査」の結果を明らかにした。同調査は4月5日~8日、20代から50代の有職者の男女約2,700名を対象にインターネットで実施したもの。

  • 毎月のお小遣いはいくらですか?

    毎月のお小遣いはいくらですか?(※写真は本文と関係ありません)

男性会社員の毎月の平均お小遣い額は36,747円で、前年の39,836円から3,089円減少。1979年の調査開始以来、過去2番目に低い金額となっている。年代別にみると、30代以外の世代で大きく減少していることがわかった。特に20代と50代の減少額が大きく、前年の4万円超から3万円台後半まで減っている。

女性会社員のお小遣い額は、前年の34,854円から1,585円減少し、33,269円となった。年代別に見ると、40代と50代で2万円台後半まで大きく減少している。近年は増加傾向にあったが、2019年は2014年以降、過去最も低いお小遣い額となった。

男性会社員の一日の平均昼食代は、前年の570円から15円減少の555円となった。年代別では、50代以外で減少している。女性会社員の一日の平均昼食代は前年の586円から5円減の581円となり、2017年以降大きな変化は見られなかった。

男性会社員の1回の飲み代について調べると、5,415円となった。1回の飲み代と1カ月の平均飲み回数から算出した1カ月の飲み代は、前年より669円増加し、13,175円だった。一方、女性会社員の1回の飲み代は4,288円。1カ月の飲み代は前年と比べると365円減少し、9,493円だった。

職場で働き方改革があったか尋ねたところ、男性会社員は47.5%、女性会社員は40.7%が「あった」と回答した。ともに前年より約10ポイント増加している。そのうち、働き方改革により「支出が増えたものがある」と回答した割合は、男性会社員が前年比3.7ポイント減少の43.2%、女性会社員は前年比0.9ポイント減少の38.9%だった。