「もう夏か……!?」と呆然とするほど暑くなる日も増えてきましたね。急激な気温の変化ですでに夏バテ気味になっている人もいるとか? 暑さでイマイチ食欲がわかないときは、ガツッと辛いものを食べて食欲増進を狙うのも一つの手!

  • スパイシー系カップ飯食べ比べ - 辛い食べ物で憂鬱な暑さを吹き飛ばせ!!

    定番から新作の商品まで4種類セレクト

そこで今回は、お湯を注ぐだけで簡単に旨辛なごはんが作れる"スパイシー系カップ飯"4種類を食べ比べしちゃいます! 比較のポイントは「辛さ」「味の深み」「食べ応え」「満足度」「元気が出そう度」の5点。それぞれの個性を5段階で評価します。

クオリティーの高さに驚く!「日清カレーメシ ビーフ」

  • フタを開ける前からすでにほのかなカレーの香りが……

まずはおなじみ、日清「日清カレーメシ ビーフ」(希望小売価格:税抜220円)を食べてみます。コリアンダーやカルダモンなどのスパイスや玉ねぎの甘みを楽しめる商品となっていて、深いコクを出すためにココアを隠し味に使用しているとか。辛さレベルは5段階評価の3段目「中辛」と表記されています。さっそくお湯を入れて5分待ち、とろみがつくまでぐるぐるかき回したものがこちら!

  • 具はダイスミンチ、ポテト、ニンジン

食べてみると、スパイスの風味はあるものの、正直ほとんど辛さは感じず……。むしろ玉ねぎの甘みのほうが強めに主張していて、非常にまろやか。これは万人ウケするおいしさではないかと! 肉の旨味がギュッと詰まった非常にコクのあるカレーライスに仕上がっています。ただルーをお湯で溶かしてご飯と混ぜただけなのに、これほど本格的な味になるのはかなりすごいことなのでは……? 具はやや物足りない感じですが、このカレーの味付けはそのマイナス面を補って余りある感じ。辛さを求めているときではなく、手軽においしいカレーを食べたいときにオススメ!

  • ポテトやダイスミンチをもうちょい増やしてくれ~と願うばかり

辛さ      ★★☆☆☆
味の深み    ★★★★☆
食べ応え    ★★★★☆
満足度     ★★★★☆
元気が出そう度 ★★★☆☆
1食107g当たり/465kcal

ヤミつきになりそうな中毒性アリ!「日清ウマーメシ シビうま坦々」

  • "辛うま"ならぬ"シビうま"な坦々飯

続いて、3月に発売されて辛いもの好きたちの間で話題になっていた、日清「日清ウマーメシ シビうま担々」(希望小売価格:税抜220円)を食べてみます。忙しさとストレスで疲弊する社会人の「たまには何も考えずに味が濃くてウマいものを食べたい!!」という欲求を解消するために作られたそう。“シビうま”の“シビ”要素は最近流行の香辛料「花椒」が担っているようですね。

  • 具は小さなミンチ肉とネギ。赤い液体は「特製ウマーの素」

  • 坦々スープの刺激的な香り……!! 食欲がそそられる~!!

ンンッ! 確かに花椒がかなり効いていてピリッとシビれますね。ラー油や唐辛子が入っているので辛さもそれなりに存在感があります、とはいえただ刺激的なだけではないですよ。ねりごまに味噌や醤油が混じったベースに豚脂などの旨味が加わって、味に奥深さが出ているように感じます。その上にダメ押しとばかりにニンニクの風味がガツンと効いた"超濃厚な坦々スープ"が染み込んだごはん……。これヤミつきになるやつだ……!! ジャンク感も備わった非常に中毒性の高いカップ飯、気づいたら汗をかきつつ完食していました。

  • ミンチ肉とネギは食感のいいアクセントに

辛さ      ★★★★☆
味の深み    ★★★★☆
食べ応え    ★★★★☆
満足度     ★★★★☆
元気が出そう度 ★★★★★
1食103g当たり/419kcal

さすがの辛さ&具の満足度高し!「蒙古タンメン中本 辛旨飯」

  • "この商品は辛いぞ"ということがビンビンに伝わるパッケージ

次はセブンプレミアム「蒙古タンメン中本 辛旨飯」(税込257円)を食べてみます。激辛好きの人々から愛されているラーメン店「蒙古タンメン中本」の店主が監修したこちらの商品。セブンでは「蒙古タンメン中本」とのコラボ商品、とりわけカップ麺が絶大な人気を誇っていますが、この「辛旨飯」もなかなかの評判がいい様子。どんな食べ物も“ちょい辛”レベルを好む筆者、期待と不安でドキドキです……!

  • お湯を入れる前。食べる直前に付属の「辛旨オイル」を入れます

  • 見た目はそれほど辛そうに見えないものの……

食べるごとに「辛ッ……ウマッ……辛ッ……ウマッ……!!」を繰り返す機械になってしまうほど抜群に辛旨、いや辛辛辛旨なお味。山椒や唐辛子の刺激的な辛さの奥から、味噌や野菜の旨味、お米の甘みがじんわりと主張してきます。具も豆腐にキクラゲ、キャベツなど十分な量が入っているのも好印象。筆者にはやや荷が重いパンチのある辛さでしたが、おいしさはしっかり伝わってきました! ただ食べ始めはお米が少し硬かった気がするので、最初からふっくらご飯が食べたい人は数分長めに置いてもいいかも?

  • 具だくさんなのはうれしいですね~!

辛さ      ★★★★★
味の深み    ★★★★☆
食べ応え    ★★★★☆
満足度     ★★★★★
元気が出そう度 ★★★★★
1食103g当たり/413kcal

サラッと食べたいときはコレ!「つゆだく 台湾まぜ飯」

  • 4品目は少し毛色の違うカップ飯をチョイス

最後は5月20日に発売された丸美屋「つゆだく 台湾まぜ飯」(希望小売価格:税抜180円)を食べてみます。台湾まぜそばの〆に食べる"追い飯"の味わいを手軽に食べられるというこちらの商品。つゆだく仕立てということで、他の3商品とは違いスープも楽しむ形になりそうですね。パッケージには「ピリッとうま辛」と書いてありますが、辛さはどんなものでしょうか。

  • 押し麦ご飯とスープが小包装されています

  • 仕上がりは確かにスープ寄り

唐辛子が入っているのが見えますが、実際の辛さはほんのり程度。ほのかにニンニクの利いた醤油系の甘じょっぱいタイプのスープの中には、おそらく魚の出汁かなと感じる旨味があってとっても美味!! 押し麦のプリッとした歯応えもいい感じです。よくかき混ぜても、ところどころ具にスープの粉の"ダマ"みたいなものが付いてしまうんですが、そのしょっぱい固まりがまたウマいんだ……。他の3商品に比べてご飯の量は少ないものの、その分水分多めなのでスルスルっと食べられるので夜食などにもってこいの商品かと!

  • 具はネギと肉の破片(?)のようなもの。いい塩梅の量が入っています

辛さ      ★★☆☆☆
味の深み    ★★★★☆
食べ応え    ★★★☆☆
満足度     ★★★★★
元気が出そう度 ★★★☆☆
1食78g当たり/164kcal(目安)


今回はスパイシー系カップ飯4種類を食べ比べました。辛さを求めるなら「ウマーメシ」か「蒙古タンメン中本」の2択になりそうですが、いずれも商品としての完成度は甲乙付けがたいので、ぜひシーンに合わせてそれぞれの味を楽しんでみてくださいね!