ビズリーチは5月30日、20代のビジネスパーソンを対象とした令和時代の転職活動に関する調査結果を発表した。調査期間は2019年4月22~26日、調査対象は転職サイト「キャリトレ」会員のビジネスパーソン(20代)、有効回答は537人。
学生として就職活動をしている際、入社後に転職することを意識していたか聞くと、「いつかは転職するだろうと意識していた」は64.2%、「転職する時期も想定して意識していた」は13.5%となり、計77.7%が新卒入社の企業で定年まで働くことを想定していないことが判明。「定年まで働くだろうと考えていた」は22.2%にとどまった。同調査では「20代の多くは、長期的なキャリアの選択肢として、転職も視野に入れて就職活動をしていることがうかがえる」と分析している。
理想の転職活動を尋ねると、「採用企業からスカウトを受ける」が40.6%と最も多く、次いで「知人・友人から声がかかる(リファーラル(社員紹介)など)」が25.0%と続き、計65.6%がスカウトかリファーラルを希望していた。他方、「自身で応募する」は19.6%、「人材紹介会社や転職エージェントに相談する」は14.9%と、ともに2割未満となった。
転職活動をしていなくても、企業から声がかかれば人事や社員に会ってもよいと答えた割合は96.5%。同調査では「20代の多くが、今すぐ転職を検討していなくても、自分に興味を持っている企業の話を聞きに行き、自身の選択肢を知ることで、市場価値を確かめたいという意向がある」と推測している。