ステーキ&ハンバーグレストラン「ブロンコビリー」は、今年に輸入解禁となったばかりの「ウルグアイ産牛肉」を使用した新メニューの「炭焼き 超厚切り 熟成サーロインステーキ」(税別1,480円/150g~)を5月27日より提供する。これに伴い、5月20日に東京・門前仲町にて新メニューの発表会が行われ、ひと足先にウルグアイ牛を味わってきたので、リポートをお届けしたい。
「ウルグアイ牛」とは何か?
和牛やオーストラリア牛の名前はよく聞くものの、「ウルグアイ牛」というワードは初めて聞いたという人も多いのでは? それもそのはず、今年19年ぶりに日本への輸入が解禁となったばかりなのだ。
ウルグアイといえば、ブラジルとアルゼンチンに挟まれた南米の国だが、実は国民ひとり当たりの牛肉消費量が世界一(!)とも言われる"牛肉大国"。国土の88%が草原ということもあって肉牛を育てる環境に優れており、そんな上質な牧草をもりもりと食べて育った牛たちもまた必然的に上質な赤身肉になる。つまり、味はお墨付きというわけだ。
発表会に登壇したブロンコビリーの代表取締役社長・竹市克弘氏によると、「美味な牛肉を求めて、世界各国の40以上もの工場を視察し、ようやく見つけたのが南米の牛肉でした」とのこと。これにより、日本のレストランチェーンとしては初めてウルグアイ産の牛肉を導入する運びになったのだ。
「ウルグアイ牛」を食べてみた
ではでは、実際にウルグアイ牛を食べてみたい。今回は「和牛」「オーストラリア牛」との食べ比べをさせてもらえるということで、どんな味の違いがあるのかをみていこう。
まずは和牛をいただく。「甘いっ」と口に出したくなるほど、甘味が際立つ味わいが特長。噛むとスッと切れるやわらかさも和牛ならではだろう。続いて食べた「オーストラリア牛」は、これぞ「赤身肉」と言わんばかりの歯ごたえと肉の旨味が魅力。「肉を喰らいたいっ」って気分のときはこれに限る。
いよいよ「ウルグアイ牛」を食してみよう。まず驚くのが、赤身肉とは思えないような歯切れの良さ。しっかりとした歯ごたえがあるものの、スッと噛み切れるので食べやすい。これは肉の筋繊維が細いことが理由で、この歯切れの良さとともに肉の旨味がジワーっと口の中に広がるのも特徴。その旨味も、上質な赤身とあって"濃い"ように感じられた。
また、牧草牛は"食べるサプリ"と称されるほど低カロリーで高タンパク質。量を食べても胃がもたれる感じもないので、正直、これならペロリと1㎏ぐらい平らげてしまいそう。
今、ステーキ界は空前の"赤身肉ブーム"。ランチにステーキを食べてスタミナをチャージしているというビジネスマンも多いはず。この「ウルグアイ牛」の登場は、まるで黒船来航のように赤身肉ブームをさらに熱く盛り上げてくれそうだ。