エン・ジャパンはこのほど、「働く理由」についての調査結果を明らかにした。同調査は4月1日~25日、35歳以上の1,953名を対象にインターネットで実施したもの。
「働く理由」について尋ねたところ、「収入を得るため」(95%)が最も多く、「自分の能力・人間性を高めるため」(51%)、「仕事を通じて社会に貢献するため」(47%)が続いた。
年収別で見ると、年収1,000万円以上の人は「自分の能力・人間性を高めるため」(63%)、「仕事を通じて社会に貢献するため」(57%)が年収1,000万円未満よりも多くなっている。
これまでに働く理由ができた・見つかったことはあるか聞くと、75%が「ある」と答えた。具体的なきっかけについて尋ねると、「プライベートの変化(結婚・出産・離婚など)」(39%)、「担うミッションや役割の変化」(37%)、「給与アップ」(33%)が多かった。年収別で見ると、年収1,000万円以上の人は、「担うミッションや役割の変化」(54%)が突出して高くなっている。
これまでに、働く理由を見失ったことはあるか尋ねたところ、51%が「ある」と回答した。きっかけは、「職場の人間関係の変化」(55%)が最も多く、「職場の風土の変化」(41%)、「経営方針の変化」(41%)が続いた。
年齢・性別・所得の有無に関わらず、すべての人に所得保障として一定額の現金を支給する制度「ベーシックインカム」などにより、最低限の所得が保障された場合も働き続けるか聞くと、90%が「働き続ける」と回答した。
「働き続ける」と回答した人にその理由を尋ねると、「さらに多くの収入を得るため」(68%)、「自分の能力・人間性を高めるため」(50%)、「仕事を通じて社会に貢献するため」(46%)が多く挙がった。