pringは5月21日、「会社員の経費申請」に関する調査を発表した。調査は4月26日、1年以内に会社へ経費申請した、全国の20~49歳の会社員(正社員)300名(各性年代50名ずつの均等割付)を対象にインターネットで行われた。

同調査によると、経費を自腹で支払った経験がある人は多いという。「複数回ある」(53.7%)、「1度だけある」(10.7%)、「ない」(35.7%)と、6割の会社員が「自腹処理」している。

  • あなたは会社のための出費だったにも関わらず、自腹で支払った経験はありますか

また、自腹で処理した経験者にその理由を聞いたところ、「申請が面倒だったから」(48.7%)、「少額で気まずかったから」(38.3%)、「領収書をなくしたから」(34.7%)、「申請期限が過ぎてしまったから」(19.2%)、「承認者に却下されたから」(11.4%)、「ケチだと思われたくないから」(8.3%)、「部下や後輩の手前で見栄を張ったから」(6.2%)となっている。

  • あなたが会社のための出費だったにも関わらず、自腹で支払った理由をお答えください

そして、勤務先の経費申請に関する不満や理不尽に思うことを尋ねたところ、「経理のおばちゃんが細かい」(30代男性)、「経理担当が不機嫌な日が多い為、渡しづらい」(30代男性)、「ポイントについてグダグダ言う」(30代男性)など、経理担当者への不満が目立った。

また、「社長がお客さんとの飲食代とか精算しすぎ。ちょっとうらやましい。あと香典代を出したのに香典返しを全部社長が持っていくのが納得いかない!」(30代女性)、「社長に関するものは範囲が広いが、一般社員は狭い」(40代男性)、「周りが経費を申請しにくい雰囲気を出しているので、下っ端は特に申請しにくい」(20代女性)など、社長や社員間での扱いの差に対する不満。

「営業部門のため取引先との懇親会がちょくちょくあり、半ば強制的に二次会以降にも参加させられるが、経費では一次会のみしか負担してくれない」(20代男性)という、二次会以降では経費処理できないことに対する不満のコメントがあった。